【セックスレス AND THE CITY -女たちの告白-】レス知らずのバツ2・50歳母が娘に「娘より男をとる毒親」とキレられた話|美ST
■一人暮らしを始めた娘とケンカして「毒親」と言われる
エスカレーター式の女子校に通っていた美香さんは、附属の女子大学への進学することに。 「大学は家から1時間程度ですが、本人から一人暮らしをしてみたいと言い出しました。タイミング悪く敷地内の賃貸物件は満室でしたが、女子学生向けのワンルームマンションに住んでもいいというので、少し寂しく思いながらも大学に近い部屋を契約しました」。 美香さんの一人暮らしと併せて、輝さんが泊まりに来る日も増え、卒母の喜びを噛みしめていたという美恵さん。 「ところが、一人暮らしをしてみたものの日当たりの悪い狭い部屋に住んで家事をしたりすることが思ったより不自由だと気がついた娘が『やっぱり実家から通う』と言い出して。彼氏が泊まりに来られなくなるのは別にいいんです。こっちが彼の家に行けばいいだけですし。でも娘の希望を聞いてお金を出して部屋を契約したのだから『最近は輝くんもよく泊まりに来ているし、せめて契約更新の時期までは頑張ってみたら?』と伝えると、『娘より男をとる毒親』とキレられて」。 今でも美香さんの部屋はそのまま残してあり、大学に実家から通うのは問題ない。もし部屋さえ空けば隣の賃貸物件に住まわせることもやぶさかではないという美恵さん。 「ただ毒親という言葉は傷つきました。今まで私は、娘より男を優先したと言われないために細心の注意を払ってきたつもりです。娘を優先したことで別れた相手もいました。それでも『母親の女の部分を見たくなかった』と言われると、確かに私は女性ホルモンという意味の『女の部分』は強い人間ですし、娘の気持ちもわからないことはないんですよ」。 美恵さんは「とりあえず3か月頑張って無理なら帰ってきなさい」と言って、輝さんの私物は輝さん自身のマンションに移し、デートの時は彼の家で会うライフスタイルに戻したといいます。 「3か月経って娘はやはり家に帰りたがったので、実家に呼び戻しました。メンタルが心配ですし、娘は本当にかわいいんです。とはいえですよ、父親はとっくに再婚していてそれをすんなり受け入れた娘が、売り言葉に買い言葉とはいえ、なんで母親の恋愛だけ否定して毒親と言うのか、そこは納得がいっていません」。 輝さんに「新生活のストレスでお母さんに甘えたいんだよ」と諭され、なんとか娘の気持ちに寄り添おうとしているという美恵さん。 「娘は大事ですよ。でもいつかは離れていきますし、自分の人生も大事にしたい。子供を産み終わった女性がセックスレスにならないように暮らしていくというのは簡単なことではないんだなぁ、とあらためて実感しています」。 ※本記事では、プライバシーに配慮して取材内容に脚色を加えています。 取材・文/星子 編集/根橋明日美 イメージ写真/PIXTA
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