新型コロナも「感染拡大注意報」発表 インフルエンザは警報レベル継続 定点患者数も過去2番目に高い数値=静岡
静岡放送
静岡県内では、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行しています。県は1月9日、新型コロナについて感染拡大注意報を発表し、インフルエンザも警報レベルが続いているとして、感染対策の徹底を呼びかけています。 県によりますと、2024年12月23日から12月29日までの1週間の新型コロナの患者数は1医療機関あたり8.96人でした。県は9日、独自に定める注意報の基準値8人を超えたとして、「感染拡大注意報」を発表しました。この1週間の患者数は推計で8000人、1日約1100人ということです。 <静岡県感染症管理センター 後藤幹生センター長> 「コロナも毎年夏、冬のペースで上がってきて、なおかつインフルエンザも上がってきた。同時に上昇するというのはなかった。インフルエンザの今後のピークはまだ分からないと考えています」 一方、インフルエンザは警報レベルが続いていて、12月23日からの1週間の患者数は1医療機関あたり68.30人となりました。記録が残る2002年以降で過去最も多かった2019年の69.42人に迫る2番目に高い数値となっています。 県は、今後さらに流行が拡大し長期間持続することも考えられるとして、マスクの着用や換気、咳エチケットなど感染対策の徹底を呼びかけています。
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