ダルビッシュ選手の影響で愛用者急増!アスリートに愛される「ナボソ」を徹底調査
日常生活で自分の足のどこが地面に触れているか意識している人は少ないだろう。そこで直立して、足裏の感覚を意識してみてほしい。本来地面に接しているであろう部分に、触れている感覚がなければ、足裏の感覚が鈍っているかもしれない。 もうひとつ、簡単なテストをしてみよう。 2本の細い棒を用意して、棒の先端を広げて、目をつぶって腕に触れてみてほしい。当然、2カ所が触れていることがわかるだろう。次に先端を閉じた状態で同じように腕を触ってみてほしい。1本のように感じないだろうか? 「2点触れていると感じられることを二点識別覚と呼び、これをきちんと感じられるかは、神経障害の診断などにも用いられています。 足裏は感覚受容器が多いため、二点識別覚の距離が狭いのですが、日常生活では全ての感覚受容器を刺激することはなかなか難しい。 ところが刺激されなかった部分の情報が入ってこないとなると、脳は正しい情報をアウトプットすることができず、体が上手に使えないということになるのです。 そこでナボソの突起は狭くなっている足裏の二点識別覚をきちんと刺激できるように、感覚や突起の硬さなどを計算して配置しています」
普段意識していない部分を刺激するようになると、足裏全体の情報が脳に伝わるようになる。すると脳は身体に正しい筋肉の使い方を発信してくれるというわけだ。 ちなみに以下が思い当たる人は、足裏の感覚が鈍っている可能性がある。 ・重心が偏りがち ・足や腰、首などに不調がある ・足の指でグーパーができない ・内側や外側など、靴の踵のすり減り方が偏っている ・つまづきやすい ・小指の爪が潰れている
プロスキーヤーの佐々木明さんはインスタグラムで「トレーニングの中で正確な動きを追い求めているのですが、どうしても足裏のフィーリングが鈍く、3点で押し込めない時がありました。(中略)マットの上で同じ事をしたら不思議ですね。足裏のフィーリングを敏感にし、安定を直ぐに生み出してくれる魔法のマットでした」と綴っている。 「ボードの上で足を踏み締めるサーファーやスノーボーダーの方にも好評で、Xで『もう、これドーピングじゃない?』という評価する方もいらっしゃったぐらい、効果を感じるアスリートの方が多いですね」 また最近では、ナボソのマットの上だと、同じウエイトでも、しっかりと踏み込んで、持ち上げることができるとボディビルダーからも人気を集めているという。