ダルビッシュ選手の影響で愛用者急増!アスリートに愛される「ナボソ」を徹底調査
スポーツに湧いた今年の夏。アスリートたちの奮闘を目にして、スポーツやトレーニング熱が高まっている人も多いのではないだろうか。 ▶︎すべての写真を見る ただ、せっかく体を動かすなら、パフォーマンスにもこだわりたいもの。 そこで紹介したいのが、多くのアスリートが愛用していることで話題のコンディショニングツールブランド「ナボソ」だ。
その代表格がプロ野球界でも屈指の健康オタクとして知られるダルビッシュ有選手。自身のインスタグラムでナボソを紹介しただけでなく、一説にはWBCでダルビッシュ選手が使っていたことから、日本のプロ野球界にも愛用者が広まったと言われている。 読売巨人の公式YouTubeでは岡本和真選手のスペシャルアイテムとして紹介されていたり、西武ライオンズやソフトバンクホークスはチームで取り入れているという。 野球だけじゃない。アルペンスキーの佐々木明選手、ソチオリンピック銀メダリストのスノーボード竹内智香選手、ラグビーのリコーブラックラムズ東京、パリ五輪で日本代表に選出された女子バスケットボールの山本麻衣選手、女子バドミントンの奥原希望選手など、各競技の錚々たるアスリートたちがSNSで愛用中であることを公言しているのだ。
インソールやマット、ボール、マッサージスティックなど、愛用するアイテムは人それぞれだが、共通しているのは、表面に満遍なく配置されたピラミッド型の突起。 とはいえ、イボイボがついたツールは、よく見るもの。それなのに、なぜアスリートはナボソを選ぶのか。 その秘密は「突起の形」、「突起の距離」、「材質の硬さ」にある。 通常のイボイボはマッサージ的な要素が強いのだが、ナボソ独自の突起は身体の機能性を高め、パフォーマンスアップへと導くため、上記の3点にこだわって製造されていて、米国特許まで取得しているのだ。
「アメリカには足病医という足専門の医師がいて、さまざまな専門分野に分かれています。ナボソは足病医であり、動作のスペシャリストであるエミリー・スプリカル博士が開発しているため、きちんとエビデンスに基づいて、作られているのです」(プロティア・ジャパン ナボソ ブランドマネージャー水田智子さん、以下同)。 でもなぜこの独自の突起がパフォーマンスを良くするのか。 『ホムンクルス』を知っているだろうか。これは身体の各部位を制御する運動野が、大脳でどれぐらいの領域を占めているかを、人型に落とし込んだもの。占める割合が大きくなるほど、その部位も大きくなるのだが、この図では、足、手、口の3つが不自然なほど大きくなっている。 「地面と接している唯一のコンタクトポイントが足です。そのため、足裏には身体を支えようと、たくさんの感覚受容器があります。地面の硬さや傾き、滑りやすさ、凸凹や安定感などの情報は、全て足から脳に伝わっているのです。 ところが、足裏の感覚が鈍って、情報がきちんと伝わらないと、例えば右側に重心が傾いたり、足の外側に体重がかかったりして、身体のあちこちに障害が出始めるのです」