阪急うめだ本店で「イタリアフェア」開幕、現地風の立ち飲みエリアで朝飲み客も
■ 現地の立ち飲み店を再現、初日は朝飲み客も
今年で37回目となる人気催事『イタリアフェア』が「阪急うめだ本店」(大阪市北区)で11月8日からスタート。今回は北イタリア・ヴェネト州にスポットをあて、立ち飲みやスイーツが楽しめる。 【写真】伝統的な仮面「ヴェネツィアンマスク」、たくさん並ぶとちょっと怖い_ 「町歩き」をテーマに、イタリアの食や伝統工芸品など2会場に70店が集結する同催事。伝統菓子「ヴェネツィアーナ」(5940円~)や、職人が会場で仕上げる手作りの仮面など、歴史・文化を感じられる逸品が勢ぞろいする。 会場の「祝祭広場」には、州都・ヴェネツィアの水路に浮かぶ宮殿をイメージした華やかな装飾とともに、「バーカロ」(立ち飲み店)が登場。催事担当者は「朝・昼・夕食前後に、ワインとひと口サイズのおつまみをサクッと楽しむのが現地流」と話し、日本の居酒屋と比べ、気軽に立ち寄るカフェのようなスタイルが多いという。 こちらでは、イタリア北部の都市・ヴェローナで100年続く名店「トラットリア アル・ポンピエーレ」のシェフが手掛けるおつまみ(1点440円~)を、立ち飲みスタイルで楽しめる。ヴェネチアの郷土料理「タラのマンテカート(ペースト)をのせたパニーノ」といったパン類と具材を楽しむ軽食、タコやセロリのミニサラダなど、魚介類が充実の9種がそろう。 おつまみとセットのワインは1杯550円からとなっており、現地で人気のオレンジ色カクテルをスパークリングワインで割った「アペロール スプリッツ」など軽やかに飲める食前酒もあり、開店直後からさっそく朝飲みの客らで賑わいをみせた。
また、イタリアを代表するスイーツ「ティラミス」も見逃せない。発祥の地とされている、イタリアの都市・トレヴィーゾで愛される「ポッリチーノ」からは、看板メニュー「ティラミス クラシコ」(810円)が登場する。 「阪急うめだ本店」9階祝祭広場・催場にて、11月13日まで開催。時間は朝10時~夜8時、最終日は夕方5時まで。祝祭広場の階段下ステージでは、楽器演奏などのイベントも開催される。 取材・文・写真/塩屋薫