柴山昌彦文科相が就任会見(全文)教育勅語の現代風アレンジは検討に値する
センター試験に代わる新テスト導入にどう取り組むか
共同通信:共同通信の【デガワ 00:22:48】です。2点あるんですけれども、先ほど世論調査等でも教育の重要性が変わっているというお話がありましたが、予算編成に向けて日本の教育に対する公財政支出は先進国の中でも低いとされているんですけれども、どのようにその【******ラレテ 00:23:07】いくかということが1点と、あと大学、先ほど【コウ**セン****00:23:12】というお話がありましたが、センター試験に代わる新しいテストの導入に向けての取り組みを進めていますけれども、どのように取り組んでいかれるのか。 柴山:今お話があったとおりですね。まず教育に対して掛ける予算が非常に低いのではないかというのは国際比較の観点からも私は言えるというふうに思っておりますので、ここはやはり比率というか重要性をしっかりと進めていかなければいけないというように考えております。 すいません、今ちょっとデータを事務方から持ってきてもらったんですけれども、もうご案内かと思いますが、OECDのデータによれば2015年、平成27年時点でわが国の小学校から大学段階での公財政支出の対GDP比はOECD平均の4.1%に対して2.9%ということでかなり低い割合だということが言えるかと思います。ということでわれわれ、もちろん文部科学省もそうなんですけれども、第3期教育振興基本計画において、経済財政運営と改革の基本方針2018。こういった骨太の中において、教育負担の軽減の着実な実施に加えて、各教育段階における教育の質の向上を図るために必要な教育投資の確保という文言を入れているわけです。ですので今、われわれとしては今、紹介をさせていただいた国家方針として定められた方向にきちんとマッチした予算をこれからも要求をしていきたいと、このように考えております。 それとあと、大学入試についてでありますけれども、いろいろと改革に向けた動きがなされているということを象徴しております。こういった改革は大変創意工夫を伴うもので評価をしたいというように思っておりますし、特に英語の入試ということについても今、民間の資格・検定試験の有効活用ということをわれわれ検討しているところであります。 ともすると入試、特に大学入試は知識だけを問うものではないかという批判もあったんですけれども、知識、議論のみならず思考力、判断力、表現力、それから主体性を持って多様な人々と共同して学ぶ態度という、こういったいわゆる学力の3要素をしっかりと測ることができるような、そんな試験にしなければいけないというように思っております。 大学入試センター試験に代えて、記述式問題を含めた大学入学共通テストを2020年から導入していくということを今、進めておりますし、また英語の民間の資格・検定試験の活用ということについては民間でもさまざまなTOEFLやTOEICなどのテスト、こういったことも活用するということについて、読む、聞く、話す、書くの4技能。これまでともすると、最近だいぶヒアリングのテストというのは普及をしてきたんですけれども、読む、聞く、話す、そして書く。こういったそれぞれの4技能をバランス良く評価をしていくというためには、先ほど紹介をさせていただいたテストの提供ということもやはり働き掛けていく必要があるのかなというふうには感じております。 はい。