商船三井、液化天然ガス産業の発展で国際表彰。輸送の脱炭素化に高い評価
商船三井は13日、LNG(液化天然ガス)産業の発展に貢献した企業を表彰する「ワールドLNGシッピングアワード」を受賞したと発表した。LNG業界のリーダーが議論する国際会議「ワールドLNGサミット」による表彰で、世界最大のLNG船隊による輸送サービスの実績や脱炭素化への取り組みが高く評価された。 受賞者は、ドイツの首都ベルリンで今月開催された「ワールドLNGサミット」で10日に発表された。 商船三井は世界最大のLNG船主で長年のLNG船事業の経験と高い技術を持ち、LNGを舶用燃料として使用することを推進している。LNG輸送でのGHG(温室効果ガス)排出量の削減、革新的な技術ソリューションの提供などLNG輸送業界の発展に貢献してきた。 10日の表彰式には商船三井のスルヤン・ウィルヤシムノヴィッチ執行役員が出席し、スピーチを行った。11日のパネルディスカッションでは、LNG業界の未来や低・脱炭素社会について意見を述べた。 商船三井は、長年のLNG輸送で積み重ねた経験を活用し、輸送に加えてガス液化処理、貯蔵、再ガス化、発電などの分野でも事業を展開する。LNGインフラ事業を拡大し、LNGサプライチェーンの構築を通じて低・脱炭素社会の実現に貢献していく。
日本海事新聞社