【RIZIN】朝久泰央がYURAに意地の判定勝ち「ファイトマネーを全額寄付したい」
大みそかの格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)の「雷神番外地」第3試合で、前K―1ライト級王者の朝久泰央(26)がYURA(21)に貫禄の判定勝ちを収めた。 雷神番外地は、朝倉未来がCEOを務める1分間格闘技「BreakingDown(BD=ブレイキングダウン)」メンバーを中心とした「未来軍」と平本蓮率いるユニット「ブラックローズ」が激突。14日のK―1代々木大会での平本からの呼びかけに応じてブラックローズ入りした朝久は、BD初代フェザー級王者のYURAと対戦した。 先手を取ったのは朝久だった。1ラウンド(R)から素早い動きで懐に飛び込むと右フックを顔面にヒットさせて最初のダウンを奪う。そのまま一気に攻め込む朝久だが、右のパンチを合わされて思わずヒザをついてダウンを取り返された。 五分五分で迎えた2Rもともに譲らず激しい打ち合いで朝久は鼻から出血も見られた。最終3Rも接近戦でパンチの打ち合いとなったが、残り30秒を切ったところで朝久の三日月蹴りがレバーを打ち抜く。これでYURAにヒザをつかせてダウンを奪った。意地でYURAも立ち上がったが、そのまま試合終了で朝久が判定3―0で勝利。この結末に「ABEMA PPV」でも配信された解説で〝ブラックパンサー〟ベイノアは「意地でダウンを取りましたね。あのパンチの打ち合いの中で三日月を蹴る選択肢!」と興奮気味に話した。 その後マイクを持った朝久は「K―1からRIZINにこうして上がるってことでいろんな声がありました。でも俺はK―1を誇りに思うし、このファイトマネーはK―1から乗り込んで来た身として全額、世界中で病気で苦しむ人だったり、いろんな人がいると思うのでファイトマネー全額寄付したいと思います」と泣かせるマイクで歓声を浴びる。そして「これからもまたRIZINに上がるかもしれないし、K―1として世界最強として証明していくので朝久泰央とK―1とRIZINの応援よろしくお願いします。格闘技最高!!」と続けた。
東スポWEB