日常生活に潜む危険 年末年始は「電気火災」に注意!/奈良
日常生活に身近な電気製品が原因で発生する「電気火災」。火事が増える年末年始に向けて、消防が注意を呼びかけています。 電気火災とは、電気製品などが原因で発生する火災のことで、電線のショートなど様々な要因があります。県広域消防組合が管轄する地域ではことし1月から12月18日までに発生した火災は248件で、このうち32件が電気火災だったといいます。 「こちらは電気実験セットです。どういう原理で火事になるか見てもらえるように作成したキットです」 まず見せてもらったのは電気コードの踏みつけや巻き付けにより、内部の電線が「半断線」になったときの実験。電流を流すと、ショートが起こりました。そしてこちらはプラグに溜まったほこりに湿気が加わることで起こる「トラッキング」。コンセント全体が激しく燃えています。空気が乾燥する冬は火災が発生しやすいといい、消防は電気製品などの使い方の確認や点検を呼びかけています。 県広域消防組合 本部調査係 南出純也さん 「これからお正月は帰省のシーズンでもありますので、帰省先のおじいちゃん、おばあちゃんの家で異常がないか、危ない使い方をしていないかしっかりとチェックしていただくことが電気火災の予防につながると思います」