【高校ラグビー】桐蔭学園 国学院栃木との“関東対決”キーワードは「勝ってかぶとの緒を締めよ」
◇全国高校ラグビー大会準決勝(2025年1月5日 花園ラグビー場) 準決勝2試合が、5日に行われる。 連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)は、国学院栃木との関東対決に向けて4日に大阪市内で調整。準々決勝で大阪桐蔭とのAシード同士の大一番を制した後だからこそ、先頭に立つ高校日本代表候補FL申驥世主将(3年)は言葉に力を込めた。 「明日が一番危ない。強い相手に勝った後は気が緩みやすいので。準決勝まで来ると優勝が見えてきて“あと2つ”とか思ってしまったりするけど、次の試合だけに集中する」。約2時間の練習では連係の確認などで汗を流した。 その意識は全選手が共有しており、宿舎のホワイトボードには前夜から「勝ってかぶとの緒を締めよ」という言葉が書き込まれた。ペンに思いを乗せたのはLO中西。その理由を「今の状況にピッタリだと思ったので」と説明した。国学院栃木とは今季1勝1敗。慢心を排除し、2大会連続の決勝進出をかけた関東対決に臨む。