計画通りにいかない可能性も考慮に入れて

のちの投稿には、「家庭のために仕事を調整するのは女性ばかり」「現代でも『男は仕事・女は家庭』という状況が継続している」といった記述が見られますが、上述の通り、周りがどうであれ、「自分たちは自分たちの結婚生活を送るんだ」という二人の決意が固ければなんとかなる、と考えていきましょう。そういう夫婦も実際に知っています。 ただし、人生には予測がつかないこともある、ということは心得ておくと良いでしょう。結婚や出産を経て人生計画が変わることは、少なからずあります。トピ主さんが一番懸念している、キャリアを優先できない事態に陥る可能性もゼロではないわけです。しかし、一時的にキャリアの優先順位を下げざるを得なくなっても、志を持ち続けていれば、いずれまた自分のキャリアに向き合える時期がやってくることはあるでしょう。 これまで計画的に人生設計を実現してきたトピ主さんにとって、結婚や出産によって挫折感を覚えるような出来事もあるかもしれません。そうなったときに「キャリアとは別に、かけがえのないものが得られているんだよな」などと前向きに受け止められそうですか？　完璧な妻や親を目指す必要はないですが、「自分はその時々の状況で、柔軟に人生を考えていけるかな？　いざとなったら自分以外の人の人生に寄り添えるかな？」などと想像してみることも、一つの参考材料になるかもしれません。応援しています。（フリーライター　外山ゆひら）