倖田來未が故郷・京都で凱旋初ライブ「笑顔で頑張ったから今がある」
今、みんなに一番伝えたいことは?
──京都でのライブ、今後はどうですか? お話をいただけるのであれば、いつでも(京都で)歌いたいなと思っています。アリーナツアーにはアリーナの良さが、ホールツアーにはホールツアーの良さがあって、ホールツアーはお客さんとの距離感が近く一人ひとりの涙もはっきりと見える。 照明さんが最後の曲のサビの所だけ、客席に照明を当ててお客さんの表情がよりよく見られるようにしてくれていて、そのタイミングで客席のみんなの涙とか笑顔とかを一人一人見ることができて。今回は特に泣いている人が多かったように感じました。ロームシアター京都はまた歌いたい場所です。 ──最後に。「伝えたいことが、音楽で伝えられるようになった」今、みんなに一番伝えたいことはどんなことですか。 今の時代、人の目を気にして生活している子たちが多いのかなと感じます。自分らしさを出して目立つと仲間はずれになってしまうと怖がる人も多いと思うのですが、私自身が16年歩いてきて大事だと思うことは「今までを振り返ったときに自分自身が自分らしく納得のいく人生を生きたか」ということ。 自分自身を知ってもらうために、「セクシー」なイメージをやり通したあの頃、悔しい思いもたくさんありましたけど、涙をこらえて笑いながら頑張ったから今があるのかなと。 だからこそ、怖がって立ち止まるのもよし、そこで頑張って歩くのもよし、「人がどう思うかではなく、自分がどう生きたか」ということを、音楽にのせて伝え続けたいと思います。