倖田來未が故郷・京都で凱旋初ライブ「笑顔で頑張ったから今がある」
ラストの曲を前にファンへ...
ラストの曲を前にファンに語りかけた倖田。 「16年目です。18歳、高3の冬にデビューして……でも売れなくて、それで人がやっていない倖田來未にしかない“セクシー”という個性を出していこうと。そうしたらたくさんの方に倖田來未を知ってもらうことができて。でも 『カッコいい』って言ってくれる一方で、時には厳しい声も届くようになった。ショックなことを言われて大丈夫と笑いながらも気持ちがつらくて。でもそのとき、『これを乗り越えたら、本当の倖田來未になれる』と笑顔で頑張ったからこそ、そういう頑張りでこんなにたくさんの人に応援してもらえるまでになった。負けへんでよかった。“人がどう思うかではなく自分がどう生きたか”だから。やっと倖田來未として音楽で伝えたいこと、(みんなの背中を押してあげられるような)メッセージを伝えられるようになった。幸せに思っています」 「怖いと思うときほど、つらいときこそ笑顔で前に向かっていってほしい」。自分に言い聞かせるかのように最後に伝えたメッセージ。 つらいこと、しんどいことがあっても、この先も止まることなく前へと歩き続けていけば、きっと倖田自身やファンの人たちの「歩いてるこの道の向こう 幸せが溢れてる」に違いない。 「KODA KUMI LIVE TOUR 2016 -BEST SINGLE COLLECTION-」は全59公演、11月までのロングラン。関西では8月18日に奈良(なら100年会館)、8月19日に兵庫(神戸国際会館 こくさいホール)で開催。
倖田來未に聞く、初の京都ライブ
ライブ後、地元・京都で行った初凱旋ライブについて話を聞いた。 ──初めて故郷でやるライブ、いかがでしたか? 本番前から胸がつまるというか……緊張の度合いが違いました。 (デビュー当初は)どうすれば倖田來未を知ってもらえるだろうか、知ってもらえたら、次はどうすれば売れるだろうかと考えセクシーなファッションに挑戦しようと思いました。おかげでたくさんの方に倖田來未を見ていただけるようになった反面、批判の声も届くようになり両親にはたくさん辛い思いをさせていると思っていたのですが、「自分の信念を貫きなさい」と母が背中を押してくれたので、自分がカッコいいと思うスタイルを貫き通しました。 その一方で自分がヒットを飛ばすために頑張ったこの道のりが京都の方々にどう映ってたのか不安な部分がものすごくあり、なかなか胸を張って地元でライブをする勇気を持てずにいました。でもデビュー15周年を経て、「16年目、リスタート」っていう思いがあったので、このタイミングで歌わせていただけたらと思いました。