盆栽師 「平尾成志」 が初の個展を開催 盆栽を再考し、再定義しながら創造するアーティスト
異端の盆栽師による初の個展 「千変万化」
盆栽をメディアとして用いたアート表現を行う平尾成志の国内では初となる個展 「千変万化」 が、本日、2024年11月7日(木)より10日(日)までの間、西武渋谷店 A館5階 レセプションルームで開催される。 「伝統を継承し、変化させる。」 異端の盆栽師として国内外で注目される平尾成志。 個展では、活動初期から現在までの作品の一部約20点を展示、移り変わる世界観を盆栽の技術を使い表現する。 平尾成志は、盆栽を日本独自の表現形態の一つと捉え、自然観と現代的な視点を考察し、制作に取り組んでいる。盆栽は植物をベースにした 「生きた芸術」 であり、刻々と姿形を変えていく。植物の成長とそれを助ける職人の費やした時間により無類とも言える変化を遂げていく盆栽の有機的な世界を楽しむことができるという。
盆栽をアートとしてリシンク(再考)する
本展示では、平尾が国内外で活動し、その経験を元に取り行ってきた盆栽パフォーマンスにて作り上げてきた盆栽作品が一挙に公開される。西武渋谷店の協力のもと、街とアートの新たな可能性を創出する渋谷の芸術の祭典「渋谷芸術祭」とも提携、日本文化の新しい形を提供する。 平安時代に中国から日本にわたってきた盆栽文化は、1200年の時をかけて様々な流派や表現方法が確立されてきた。盆栽園で修行を重ねた平尾は、三次元の表現だけではなく、樹齢による位の差や、季節ごとの植物の変化を用いて、自身が感じた世の中のいびつさ・諸行無常の世界を「盆栽という表現メディア」で表現している。 ぜひこの機会に会場に足を運び、平尾成志の世界に触れてみてはいかがだろうか。 ●平尾 成志 (ひらお まさし) /盆栽師 1981年徳島県生まれ。京都産業大学を卒業後、埼玉県・大宮盆栽村の「蔓青園」に入門。日本盆栽界の大御所と言われた故・加藤三郎氏のもとで修行を積む。2013年には文化交流使に選ばれ、4カ月で11カ国を行脚。盆栽の魅力を世界に発信する活動を続けている。 ●盆栽師・平尾成志個展「千変万化」 会期:2024年11月7日(木)~10日(日) 10:00~20:00 会場:西武渋谷店 A館5階 レセプションルーム 協力:BONSAI NFT CLUB 提携:西武渋谷店 特別協力:渋谷芸術祭 https://www.sogo-seibu.jp/shibuya/topics/page/241107BonsaiExhibition.html