年末に高騰する《野菜・お肉の正しい保存術》常温・冷蔵・冷凍を使い分けよう!
“年末に高騰する”野菜・お肉の正しい保存術
煮物に使う根菜類や、お雑煮に使う葉物は、年末にかけて高騰する代表的な食材です。出費がかさまないよう、なるべく早く食材を調達して、適切に保存するのが節約の第一歩。この記事では、お正月食材を長持ちさせる保存方法を紹介します。 【画像】年末に高騰する前にGETしておきたい“食材”はこれ!(画像8枚)
根菜類
(1)れんこん 縁起物であるれんこんは、お正月料理に重宝する食材です。冷凍すれば、約1カ月保存できます。現時点でれんこんの用途が決まっていない場合は、使い勝手がいいように縦2等分の状態で冷凍保存するのがおすすめです。カットしたれんこんを酢水(水2カップ/酢小さじ1)にさらしてアクを抜き、きちんと水気をとります。ラップで密閉したれんこんをジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存してください。天ぷらや煮物などにれんこんを使う場合は、輪切りで保存するといいですよ。 (2)里芋 里芋は寒さと乾燥に弱い、デリケートな食材です。泥を落とさずにキッチンペーパーでひとつずつ包み、さらに新聞紙や紙袋で包み込みます。直射日光があたらず、風通しのいい場所で常温保存すれば、約1カ月保存できます。
葉物
(1)三つ葉 三つ葉の冷凍は楽に長持ちさせる保存方法ですが、いざお雑煮にトッピングすると、湿り気でハリを失い、見栄えが悪くなってしまうのが欠点です。適切に保存すれば、冷蔵保存で最長1週間は保存できます。水で湿らせたキッチンペーパーで根元を包み、立てた状態で冷蔵庫の野菜室へ。冷蔵庫内でうまく立てられないときは、背の高いビンやペットボトル、牛乳パックを活用しましょう。2~3日のサイクルでキッチンペーパーを取り替えましょう。 (2)小松菜 小松菜は加熱調理して食べるのがほとんどなので、食べやすい大きさにカットした後にジッパー付きの保存袋に入れて冷凍するのが最適。冷凍保存で約1カ月ほど日持ちします。 小松菜を使うときは、冷凍のままでOK。鮮やかな緑色を失うことなく調理できます。
肉、魚介
(1)鶏肉 鶏肉はお雑煮や煮しめなど、お正月に使用頻度が高い食材です。冷凍保存で約1カ月ほど日持ちします。 鶏もも肉は1枚を2等分に分けて、厚みが均一になるようあらかじめ包丁で開いてからジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。鶏むね肉は調理時にパサつかないよう、肉質をやわらかくするために下味をつけて保存するのがおすすめ。鶏むね肉の水分をキッチンペーパーで拭き取り、砂糖・塩をひとつまみずつ、こしょうを少々まぶします。ジッパー付き保存袋に入れた後に酒小さじ2を加えてもみ込み、空気を抜きながら冷凍保存しましょう。 (2)えび 長寿や成長のシンボルであるえびは、値上げ前に買っておきたい食材です。冷凍保存すれば、2~3週間保存できます。背ワタを取り除いた後にボウルに入れ、殻付きエビ8尾あたり塩小さじ1/2、酒大さじ1を入れて揉み込みます。ザルに移して流水で洗い、キッチンペーパーで水気を切ってから、4尾ずつラップで包みましょう。その後、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存します。 【まとめ】 年末年始に使う食材の買いだめタイミングは、クリスマス前の~23日、クリスマス直後の26日・27日です。お肉を買い足すときは、29日(にくの日)にチェックしてみましょう。食材の値上がり前に購入して上手に保存できれば、年が明けても鮮度をキープした食材を使えますよ。
夏木紬衣