小島よしおが「こわいことをどうやったら忘れられますか」という8歳に伝えたい、“怖い”を忘れる5つの方法とは?
【2】心の予防線を張る 例えば水風呂に入るとき、心のなかで「どうせ冷たいよね‼どうせ冷たいんでしょ‼」って、怖いことのハードルをグッと上げて思い込むんだ。そうすることで、「あれ、意外と冷たくないぞ?」ってなる。友だちからゲームや本をおすすめされるとき、「これめっちゃ面白いんだよ‼」って言われると、面白みが薄れることってない? 思い込みと現実とのギャップを利用する方法だよ。注射のときも、「倒れるほど痛いハズだ……‼」って予防線を張ると、「あれ、そうでもない?」ってことが起こる気がするんだ。 【3】怖くなくなる呪文(じゅもん)を用意する よしおの場合、ギャグにもなってる「ダイジョブダイジョブ~」や「そんなの関係ねえ!」って言葉で、怖い気持ちを追い出すイメージ。よしおは病院のMRI(ドームみたいなものにウィーンって入って、からだの断面図を撮影する機械だよ)が怖くてたまらないんだけど、MRIに入るときは頭のなかでずーっと自分のネタをやっているんだ。そうすると、気が紛れて乗り越えられるんだよね。 わた羊ピーヤが、好きなものや楽しくなれるものを繰り返し見ることで、頭のなかでそれを再現できるようにする。そんなお守りを一つでも持っておくと、いざ「怖い!」って気持ちになったときに取り出すことができるんじゃないかな? ■おばけにリボンをつけてみる 【4】怖いことと美しい景色を交互に思い浮かべる 後輩芸人のYES!アキトは、嫌な思い出を忘れるために、自分の好きな景色と、嫌な思い出を交互に思い浮かべるらしい。交互にやることで、嫌な思い出がどんどん薄まっていくんだ。ちなみにアキトは雪の公園を思い浮かべているんだって。実際に効果があるって言っていたよ。 【5】怖いにプラスα(アルファ)する きれいさっぱり忘れるのは、やっぱり難しい。そんなとき、怖いの形をどうにか変えられないかな、って考えた。ただのウインナーがたこさんウインナーになるみたいに、同じ素材でも切り方や見せ方を工夫するんだ。例えば、怖いおばけにはリボンをつけてみたり、かわいい乗り物に乗せてみたり。そんな想像をするんだ。怖い先生がいるなら、頭のなかでかわいいかっこうをさせたりね。怖いがちょっと違う形になるかもしれないね。