「撮らずにはいられない!」写真家・清水奈緒と愛猫デコ【きょうは世界猫の日】
「撮らずにはいられない! わがままでも愛される“天才”」
写真家・清水奈緒さん 「猫はどんな瞬間も絵になる。撮らずにはいられません」。そう話すのは、清水奈緒さん。毎日欠かさず、愛猫のデコにレンズを向けているという。 【画像】ワークデスクを占領!清水奈緒さんの愛猫デコ キジトラ長毛の野性的な風貌と“ぽんぽん”が付いたようなボブテイルが愛らしいデコとの出会いは12年前。スタイリスト石井佳苗さんの飼い猫が産んだ仔猫を譲り受けた。 「はっきり覚えていないけど、その1年くらい前に『猫と暮らしたいな』と石井さんに話していたみたいで。運もタイミングも良かったですね。生後2カ月まで母猫のメグちゃんに育ててもらってからお迎えしました」 物おじしない兄弟猫と違って引っ込み思案だったというデコだが、すぐに清水さんには懐き、迎えた初日から首に巻きつくようにして眠った。 「今も毎晩一緒にベッドに入り、朝は私が起きるまでベッドにいてくれる。とても付き合いがいい猫なんです。年々私以外に懐かなくなっているから、出張のときはちょっと心配ですが」
猫があくびや伸びをしている瞬間を撮るのが好き
デコは季節や時間帯で寝床を変え、清水さんが朝起きてリビングに行くと必ず膝に乗りたがり、夜寝る支度をしていると決まって狩りの練習を始める。日々繰り返されるそうした行動を見るにつけ、感心すると清水さん。 「きっと本人なりのこだわりがあって、ルーティンをこなすことで心地よく暮らせているんじゃないかなと。ときに気まぐれにルーティンを崩す自由さも猫らしいし、謎の行動も多いけど(笑)、ご機嫌でいられるようになるべく要求には応えてあげたい。猫はめちゃくちゃわがままでも許され、愛される天才。永遠に憧れの存在です」 清水奈緒(しみず・なお) 雑誌や書籍、広告で活動。猫関連の撮影も多数手がける。著書に『猫の撮りセツ』(エクスナレッジ)がある。 猫とは:デコは家族、猫はパーフェクトな生き物。 デコ 12歳のオス。飼い主には甘えん坊でおしゃべり。怖がりでテリトリー意識が強い。 K-POP界のレジェンド、ドンヘさん、ウニョクさんをお迎えしたスペシャルインタビュ―、JOさんと愛猫ミントの貴重な2ショット、SNSで話題沸騰中のマンガ『猫に転生したおじさん』作者・やじまさんによる特別描きおろしマンガ&シール付録など、「猫のいる毎日は。」特集は「CREA」2024年夏号でお読みいただけます。
熊坂麻美