【全日本】王道トーナメント覇者・綾部蓮「三冠王者・青柳優馬に最上級の恐怖を味合わせてやる」
10月22日後楽園大会、王道トーナメント優勝の綾部蓮は青柳優馬の保持する三冠ヘビー級王座に挑戦する。今年4月に全日本プロレスに入団、半年で全日本の頂点まで辿り着いた。入門からの6ヶ月を振り返ると共に三冠王座挑戦の意気込みを聞いた。 【写真】激しい兄弟同士のぶつかり合い ――10月22日後楽園、三冠王者・青柳優馬選手とのタイトルマッチが近づいてきました。前哨戦を行い手応えはいかがですか? 綾部:前哨戦として10.12行田大会と10.13沼津大会で2回戦いました。行田ではELPIDA(エルピーダ)の他3人の力もあり、最後は僕のアイアン・メイデンでギブアップを奪いました。あの技の恐怖を体感してもらえたと思います。 10.13沼津大会で不覚と言いますか、青柳のエンドゲームでギブアップしてしまった。ただ、前哨戦でそれを味わえて良かった。沼津の負けで気持ちを引き締めることができたので、今の綾部蓮に隙はないです。
――三冠王者の青柳選手は日本のプロレス界でも曲者中の曲者。対策はありますか? 綾部:三冠王座挑戦は初めてになりますから、青柳優馬には過去最高の綾部蓮を体感してもらいます。 これまで数々の相手には、綾部蓮の2メートルの恐怖を植え付けてきたけど、過去にない最上級の恐怖を味合わせてあげますよ。 ――今年4月に全日本プロレスに入団、チャンピオンカーニバル出場や王道トーナメント優勝。ご自身的には思い描いたとおりですか? 綾部:入団時に思い描いていた以上に、上出来ですよ。3月30日大田区のリングで「現状を抜け出すため」と全日本プロレス入団を直訴しました。 その後、チャンピオンカーニバルを終えたあたりで全日本プロレスに入団した手応えを感じました。そして王道トーナメントで優勝した…当初思い描いていた夢が急速に形になっていると感じています。
――5月のチャンピオンカーニバル後、モチベーションが落ちたようなことを話していましたが、現在はいかがですか? 綾部:あの時は完全に「チャンピオンカーニバル・ロス」でしたね(苦笑)。今、モチベーションが落ちることはないです。10月22日に三冠王座を獲得したら月1ペースで防衛戦をやることになりますし。 ――獲得した後の姿も自分の中で想定をしているのですね。 綾部:もちろん。全力で全日本の頂きを獲って、真の最強の王者として君臨し続けることになるでしょう。 入団して半年で三冠ベルト獲得は珍しいと思います。でも実際、王道トーナメントを優勝し三冠まであと一歩のところまで来ました。 過去に日本人で2メートルのレスラーも馬場さん以外、あまり存在しません。この時点で自分は唯一無二な存在だと自負しています。
――最後に10月22日三冠戦に挑む意気込みをお願いします。 綾部:10月22日後楽園ホールは、綾部蓮が真の意味で全日本プロレスの頂に立つ日になります。可能な限り後楽園ホールで観戦してほしいし、来られない方は全日本プロレスTVで見てほしい。 三冠王者・綾部蓮が歴史に名を刻む瞬間をしっかり目に焼き付けてほしいと思います!
まるスポ編集部