サッカーWEリーグ、長崎で初開催 準決勝2試合、観客も歓喜
女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」のカップ戦「クラシエ杯」の準決勝2試合が8日、長崎市幸町のピーススタジアムであった。 第1試合は前回女王のサンフレッチェ広島レジーナが、延長後半終了間際にCKのこぼれ球をFW高橋美夕紀が押し込み、3―2で三菱重工浦和レッズレディースを破った。 2試合目は、INAC神戸レオネッサが後半14分にDF守屋都弥が頭で決めて、1―0でアルビレックス新潟レディースに競り勝った。広島とINAC神戸は29日に東京・国立競技場である決勝に挑む。 長崎県内初のWEリーグの試合で、スタンドでは女子サッカーをする学生らが観戦。長崎県佐世保市の聖和女子学院中サッカー部の内野陽葉俐(ひより)さん(14)=2年=は「WEリーグをスタジアムで観戦するのは初めて。生で見る方が迫力があって面白かった」。東愛海(あいみ)さん(14)=2年=は「(先制ゴールを決めた広島の)中嶋淑乃選手のプレーがうまかった」と笑顔だった。【尾形有菜】