「送られてきて助かった」 見落としがちな災害時のトイレ問題 在宅避難推奨の区が携帯トイレを配布した理由とは
「温かい料理を食べることは、食欲増進やストレス緩和にも」
――在宅避難を視野に、一般的な飲料・食料品以外で備えておくと良いものを教えてください。 「災害時は、必要な物資がすぐに届くとは限りません。たとえばアレルギーをお持ちの方であれば、アレルギー対応食品が常に必要となります。ご自身に必要な備えをきめ細かく考え、備蓄していただくことが在宅避難でも大切です。 ほかにも、電気・ガスが停止してしまうと、日常的な調理ができません。そんなとき、カセットコンロを備蓄していれば、お湯を沸かしてカップ麺などを食べることができます。温かい料理を食べることは、食欲増進やストレス緩和にもつながります。 また、断水によって水が使えない状況になれば、食器などを洗うことができません。洗わなくて済むように、紙皿や割り箸等の備蓄、食器にラップをして使用するなどの工夫も必要になります。災害時は日常生活ができなくなることも考えて、備えることが大切です」 人口が集中する都市部では、地域ごとに避難施設があっても、すべての住人を受け入れられるとは限らない面もあります。もしもの在宅避難に備えて、できる準備をしっかりしておきたいですね。
Hint-Pot編集部