モテ自慢、プライド高すぎ婚活男性が知らない「自分の価値」 5つの事例で考える「成婚できない彼ら」の問題
年収も平均以上、見た目も悪くないのに、お見合いを繰り返してもなかなか成婚まで到達しない男性たちがいる。その理由は何なのか? 仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく当連載。今回は、条件は悪くないのに、婚活で結婚できない男性の特徴“5選”をお送りする。 【グラフでわかる】結婚離れ加速?「一生結婚するつもりはない」男女が急増するわが国の実態 ■お見合いの申し込みを連打 ふみお(37歳、仮名)は、見た目が爽やかで清潔感があり、大手メーカーに勤めていて、年収も600万円弱ある。お見合いは、スムーズに組めるタイプだった。毎月3~4人の女性とお見合いをし、そのうち50%くらいの確率で仮交際に進むことができていた。
しかし、1~2度デートをすると、決まって女性からお断りがきた。 お断りがくると不安になるのか、その後は一気に20件、30件と申し込みをかけ、新たなお見合いを成立させていた。なので、常に3~4人と並行して、仮交際をしている状態だった。 あるとき、女性の相談室の仲人からこんなお断りの理由がきた。 「お見合いの後に、2度ほどデートをさせていただきました。お会いするたびに、毎回同じ質問をしてくるので、女性が話したことを覚えていないようです」
さらに、別の女性の相談室からは、こんなお断りの理由がきた。 「彼女の趣味や仕事について、的外れな質問をしてきたとか。ほかの仮交際をしている女性と間違えているのではないか、とのことでした」 看護師の女性なのに、「小学校の先生って、給食も一緒に食べるんですよね。嫌いなものが出てきたときには、どうするんですか?」と聞いてきたという。 つねに複数と交際をしているので、何を聞いたかを忘れて同じ質問をしたり、女性のプロフィール情報が入れ替わってしまったりするのだろう。
筆者は、ふみおに言った。 「1つひとつの交際を、もっとていねいにしていきましょう。入会時に、女性とデートをしたら、どこに行ったか、何を食べたか、どんな話をしたか、デート記録を付けるように申し上げましたよね。デート記録は付けていますか?」 恋愛をほとんどしてこなくても、条件のいい男性が婚活を始めると、思いの外お見合いが組めてしまう。しかし、恋愛経験がないので深い人間関係を築いていくのが苦手で、うわべだけの浅い交際を繰り返してしまう。