観光にあわせて歩きたい「鎌倉アルプス」2時間ハイキング & アフター登山「街グルメ」堪能レポ!
鎌倉アルプスの天園(てんえん)ハイキングコースは、森の間から鎌倉の街や海を眺めることができ、自然を味わいながら鎌倉を囲む山々を歩くコースである。駅からのアクセスがよいことや、コースタイムも約2時間と気軽に歩けることから、遅めの出発になっても安心のコースである。 ■【写真16枚】お寺あり、尾根道あり、海と街の景観も素晴らしい、2時間でも見どころ満載「鎌倉アルプス」ハイキングコース また、下山後には鎌倉駅周辺でごほうびグルメを楽しみながら帰路につくことができるのも魅力である。
■北鎌倉駅を出発し建長寺境内を通って半僧坊(はんそうぼう)へ
にぎやかな鎌倉駅をゴールとするので比較的静かな北鎌倉駅をスタートにして、落ち着いた雰囲気のなか出発してもよいだろう。 「天園ハイキングコース」は建長寺の境内から始まる。建長寺は、鎌倉を代表する5つの禅寺である鎌倉五山のひとつで、境内には国宝や重要文化財も多く置かれている歴史ある建造物である。建長寺の境内に入るために拝観料300円を払い、道標に従って奥に進もう。 境内に立つ道標に沿って進んでいくにつれて、木々も増え人もまばらになってくる。 急な階段を250段近く上ると、建長寺の一番上「半僧坊」に到着する。ここまではひたすら階段を上るのみなので、参拝する人や御朱印をいただく人など軽装な人も多くいる。 半僧坊をさらに奥に進み、石段を上ると本格的なハイキングコースとなる。
■新緑の尾根道を歩く
建長寺を抜けると人も少なくのどかな道となり、新緑の時期は木漏れ日が心地よく、豊かな自然を感じる尾根道である。 山に入ると早々に、街や海が見えるスポットや不思議な形をした岩が現れるので、一気にハイキングの雰囲気を感じることができる。歩きやすい割に、木の根っこが張り出したところを越えたり岩場を下りたりと、登山気分も味わえる。 ファミリーからソロまで、幅広い年齢層の人が楽しむことができるコースである。 ただし、登山道には大岩のロープ場といった注意が必要な箇所があるので、滑らないように慎重に下りよう。 分岐には道標が整備されているので迷うことはないが、寺社名や地名が多いので向かう方向を間違わないように注意しよう。