ロッテ・本前郁也が育成から再スタート 今季はリハビリの1年「同じ体験をしてコメントを頂いた人たちのためにも」
今年2月のキャンプで左上腕骨骨幹部骨折と診断され、長期離脱中のロッテ・本前郁也投手(27)が18日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉を行い、育成契約を結んだことを発表した。推定年俸は1100万円。5年目の今季は1年で2度の手術を受け、リハビリ生活を送る中で応援の声が励みとなっていた。 「パワーアップした状態で復帰して、今まで以上のパフォーマンスができればなと思う。ファンの皆さんからのインスタのDMとか、中日の岡田さんやお笑い芸人の石田さんも僕と同じ体験をしていて。コメントを頂いて僕の中では一番その人に応援してもらえるように、復帰していきたい気持ちになれている。グッときています」 2月の練習試合で投球時に左腕を負傷するアクシデント。その後に左上腕骨骨幹部のスクリュー固定術を受けた。 「最初は順調にいっていたんですが、1回手術をしてから5カ月くらい経って、そのあとにちょっとくっついていなかったので、2回目の手術をしてもう一度リハビリをしている状態」 プロ通算4勝の左腕は、12月からキャッチボールを再開する予定となっている。来年2月のキャンプでは立ち投げを行えるようにプランをたてている。現在の状態は「プロに入って一番ぐらいの可動域があったりする。病院の先生やトレーナーさんにみてもらって、すごくいい状態」と手応えを感じている。 たくさんのメッセージが励みとなっている。部位は違うが同じけがをした中日・岡田とはリハビリなどのやり取りを交わし、お笑い芸人のNON STYLE・石田にはSNSを通じて励まされ、このオフにライブにも招待してもらった。 札幌光星高から北翔大を経て、2020年に育成ドラフト1位で入団。2年目に支配下、6年目の来季は再び育成になるが決して気持ちは萎えていない。次は自分の番―。本前は「招待して頂いたので、今度は招待したい」と復活に闘志を燃やした。