【マン島TTレース2024】アライヘルメット公式パートナー40周年を記念してパレードが開催される
また、2018年のTT Zeroでチーム無限の「神電」で3位になったリー・ジョンストン選手は、今年は怪我でTTレースを欠場していますがパレードには参加しました。 2002年ライトウェイト400TTの優勝者で、現在はTTライダーリエゾン(ライダーと主催をつなぐ役割)責任者のリチャード“ミルキー”クエールは、今年のトラベリング・マーシャルが使用するホンダ「CBR1000RR-R」でパレードに参加しました。 現役TTライダーからは、若手最速のデイビー・トッド選手、現役最多勝利中のマイケル・ダンロップ選手、2010年に全てのレースで優勝した記録を持つイアン・ハッチンソン選手、サイドカーの現役選手で、ベンとトム・バーチャルの兄弟選手、2度の英国スーパーバイク選手権チャンピオンのジョシュ・ブルックス選手、地元マン島在住でカフェを経営する実業家でもあるコナー・カミンズ選手などもパレードに参加しました。 「パレード」と言っても、TTレースでは伝統的にレーシングアベレージで走るライダーがほとんどで、今回もトップで戻ってきたライダーはラップタイム17分ほどと、レースと同じ勢いで走行していました。
パレードのスタートフラッグを振った新井さんは「選手の方に、40周年をパレードという形で祝っていただくなんて、なかなかないことなので本当に光栄に思っております。携われて本当に良かったです」とコメント。 世界でもっとも過酷なバイクのロードレースと言われるマン島で支持され続けてきたアライヘルメットが、TTレースの長い歴史にその名を刻みました。
小林ゆき(モーターサイクルジャーナリスト)