岩手県で1時間約100ミリの猛烈な雨 記録的短時間大雨情報
気象庁は、岩手県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。
【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】
岩手県 盛岡市南部付近 約100ミリ(午後6時50分)
東北から西日本は、暖かく湿った空気や強い日射による気温の上昇により、大気の状態が非常に不安定となっており、所々で積乱雲が発達して、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降っている。東北から西日本は、引き続き6日(火)にかけて、大気の状態が非常に不安定となり、午後を中心に所々で積乱雲が発達する見込み。 低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒が必要だ。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。降ひょうのおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。
■記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。