<北摂旬景>光り柔らか 紅葉きらめく 神戸・北区の光明寺
兵庫県三田市との境にある古刹(こさつ)・光明寺(神戸市北区道場町生野)で、モミジが色づき始めている。深紅やオレンジの葉に柔らかな光が差し込み、季節の移ろいを感じさせている。(橋本 薫) 【写真】日差しを浴び、鮮やかにきらめくモミジ 聖徳太子の創建と伝わる光明寺は、曹洞宗大本山永平寺(福井県)の県内唯一の直末寺(じきまつじ)で格式が高いという。一時は住職がおらず廃寺寸前の状態になったが、先代らが再興に努めた。風雅なたたずまいがひそかに人気を博している。 日本は2年連続で最も暑い夏となり、三田市内では11月に入っても日中の気温が20度を超える日が珍しくない。光明寺墓地公園を管理する畑中功一さん(45)によると秋の彼岸後にヒガンバナが咲いたといい、「紅葉も例年より2週間ほど遅いが、何とか色づいてくれた」と安堵(あんど)する。見頃は今月末まで続きそう。同墓地公園TEL079・563・4457 ◇ ようやく木々が秋の深まりを告げている。三田市周辺の紅葉を紹介します。