【陸上】女子七種競技日本記録保持者・山﨑有紀が結婚とスズキ退社を発表 現役引退はせず「その時に応じて対応していけたら」
1月10日、女子七種競技日本記録保持者の山﨑有紀(スズキ)が所属チームのウェブサイトで、同日付での退社を発表した。 SNSで退職のあいさつをした山﨑有紀 山﨑は、あいさつの冒頭で「この度、結婚を機に退社する運びとなりました。 今後は生活を福岡県から沖縄県に移し新しい生活を送ります」と発表。7年間在籍したスズキに対して感謝の気持ちを語るとともに、「入社時に掲げた『世界で活躍する選手になる』という目標を達成できなかったことは残念に思います」と、悔しさも口にした。 また、競技については「年齢と将来のことを考えて、ずっと2024年での引退を個人的に考えていましたが 、引退するという選択はせず、その時その時に応じて対応していけたらなと思います」と打ち明かし、今後の予定は未定ながら、「今年は環境が変わるのでまずは生活に慣れることを第一優先で考えていきます」と綴っている。 山﨑は長崎県出身の29歳。10年全中では四種競技4位と早くから混成競技で活躍を続け、九州共立大の4年生だった17年の日本インカレで初の全国制覇を達成した。九州共立大卒業後はスズキに入社。母校を拠点にトレーニングを続け、日本選手権では18年の初優勝を皮切りに4連覇を果たしている。 国際大会は18年アジア大会、23年アジア室内、23年アジア選手権と3度銅メダルを獲得。21年5月に行われた九州共立大競技会では17年ぶり日本新記録となる5975点をマーク。日本人初の6000点の大台に肉薄した。
月陸編集部