【MLB】Wソックスがペレス獲得 若手主体の投手陣に実績十分のベテラン左腕が加入 ローテの柱として期待
日本時間1月9日、ホワイトソックスがパドレスからFAとなっていた左腕マーティン・ペレスと1年500万ドルの契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として伝えている。昨季121敗を喫したホワイトソックスは、今季の予想ローテーションに実績不足の若手ばかりが並んでいたが、頼れるベテラン左腕の獲得に成功。メジャー通算90勝の実績を誇るペレスが先発ローテーションを牽引することになりそうだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 今季開幕直後に34歳の誕生日を迎えるペレスは、レンジャーズ時代の2017年に記録した13勝を筆頭に、これまで13年間のメジャー生活で6度の2ケタ勝利をマークしている。昨季はパイレーツでシーズンをスタートし、夏場のトレードでパドレスへ移籍。2球団合計で26試合に先発して135イニングを投げ、5勝6敗、防御率4.53、107奪三振を記録した。パドレス移籍後は10先発で3勝1敗、防御率3.46と成績を向上させており、新天地では先発の柱として期待される。 ホワイトソックスの先発候補はジョナサン・キャノン(通算5勝)、デービス・マーティン(通算3勝)、ドリュー・ソープ(通算3勝)、ショーン・バーク(通算2勝)といった顔ぶれ。先月、ブライス・ウィルソン(通算20勝)を獲得したが、長いシーズンを乗り切るためにはかなり不安が残る陣容となっていた。それだけに、ある程度の投球イニングを確実に計算できるペレスの加入はホワイトソックスにとって非常に大きいと言える。 今季のホワイトソックスはチーム再建に注力するシーズンとなるため、ペレスは昨季同様に夏場のトレードで放出される可能性が高いと思われる。ホワイトソックスとしては、ペレスが前半戦で好成績を残し、夏場のトレードで大きな対価を得られることが最良のシナリオとなるだろう。ペレスとしては、あと10勝に迫っているメジャー通算100勝のマイルストーンが1つの目標となりそうだ。