具材投入!レンジでチンするだけ本格料理 タイパ志向に合致【経済トレンド】
調味料などがあらかじめ入ったパウチに、野菜や肉を加えて熱するだけで本格的な料理ができる電子レンジ調理商品が人気だ。フライパンや鍋などを使う必要がなく、時間をかけずに簡単に作りたいというタイムパフォーマンス志向にマッチした。鍋物や煮物、肉料理が楽しめる。(共同通信=出井隆裕記者) ヤマキ(愛媛県伊予市)は「楽チン鍋 地鶏だし塩鍋つゆ50g」を2024年8月に発売した。別途用意したハクサイやネギ、肉を入れ、水を加えて8分間温めるだけで鍋ができあがる。徳島県の地鶏「阿波尾鶏」のだしのうまみをきかせた。「市販のカット野菜を使うと、さらに手間が省ける」と担当者。1人前入りで標準小売価格は324円。 井村屋(津市)は国産豚ひき肉入りの調味料「レンジで煮物 大根の肉みそ煮」の販売を2024年8月から始めた。ダイコンを入れて加熱すると、コクのある味わいの肉みそ煮ができる。「ダイコンの代わりに、こんにゃくを入れて、みそ田楽風にしてもおいしい」(同社広報)。参考小売価格は300円。
キッコーマン食品(東京)は2024年8月に「うちのごはん ごちそうレンジの素 トマトチキン 香ばしガーリック」を発売した。鶏もも肉やミニトマト、エリンギを入れ、加熱後に約2分間蒸らせば2~3人前が完成する。ガーリックと黒こしょうをきかせたたれに、加熱したミニトマトのうまみが溶け込む。希望小売価格は324円。(いずれも価格は変動する場合があります)