名古屋、23歳の生え抜きDF成瀬竣平の契約満了を発表「12年間、本当にありがとうございました」
名古屋グランパスは6日、V・ファーレン長崎に育成型期限付き移籍しているDF成瀬竣平について、契約満了に伴い今シーズン限りでチームを離れることを発表した。なお、長崎は同日、成瀬との育成型期限付き移籍期間満了を発表している。 2001年1月17日生まれで現在23歳の成瀬は名古屋の下部組織出身で、2019シーズン開幕前にトップチームへ昇格した。公式戦63試合出場4アシストという成績を残し、JリーグYBCルヴァンカップ優勝も経験すると、2022年にはファジアーノ岡山、翌年は水戸ホーリーホックへ期限付き移籍。長崎に加入した今シーズンは明治安田J2リーグで1試合、ルヴァンカップで2試合、天皇杯で3試合に出場した。 名古屋との契約満了、長崎との育成型期限付き移籍期間満了に伴い、成瀬は両クラブの公式サイトを通じてそれぞれ次のようなコメントを発表している。 ◼︎名古屋グランパス 「このたび、名古屋グランパスを離れることになりました。Jr.ユース、ユース時代を合わせて12年間という長い間、クラブの一員として活動できたことに深く感謝したいと思います。未熟であった自分を人としてもサッカー選手としても大きく成長させてくれたクラブであり、これまで名古屋グランパスの一員として過ごせたことは大きな財産です」 「ここで過ごした時間は、すべてが順風満帆な日々ではありませんでしたが、ファミリーの皆さまの熱く、そして温かい声援が私の大きな力となっていました。嬉しいことよりも悔しい思いの方が多く、チームの力になれず、離れることはすごく悔しい気持ちでいっぱいです。 これからは名古屋という地を離れ、新たな道を進むことになりますが、ここで得た嬉しい経験や悔しい経験も忘れずに、これからも全力で挑戦を続けていきたいと思います。 名古屋グランパスファミリーの皆さま、そして全ての関係者の皆さまに心より感謝いたします。12年間、本当にありがとうございました」 ◼︎V・ファーレン長崎 「リリースの通り、短い間ではありましたが、V・ファーレン長崎を離れることになりました。今シーズンの途中からチームに加入させていただき、チームの一員としてプレーさせていただけたことをとても感謝しています。本当にありがとうございます。チームの J2 優勝、J1 昇格という目標を達成できなかったこと、チームの力になれなかったことを申し訳なく感じています。チームメイトやスタッフの皆さん、そしてファン・サポーターの方々の多くのサポートが力になりました。V・ファーレン長崎を愛する皆さんと共に戦うことができたことを誇りに思います。本当にありがとうございました」
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