河野元衆院議長「改革は失敗」 30年前の選挙制度巡り
河野洋平元衆院議長は29日のBSフジ番組で、1994年の政治改革で導入された衆院小選挙区比例代表並立制について「失敗だったと思う」と述べた。中選挙区制は複数候補が当選でき、1人を選ぶ現行制度よりも有権者が多様な選択肢を持てたと理由を語った。当時、野党・自民党総裁だった河野氏が細川護熙首相と合意し、政治改革関連法が成立してから29日で30年を迎えた。 国会議員の女性割合が低い現状を踏まえ、国政選挙前の予備選導入を提唱した。現在は男性議員が圧倒的に多く、現職が公認される傾向が強いことが念頭にあるようだ。