マカオ、2024年上半期の旅客1人あたり平均消費額は約4.1万円…コロナ前2019年から4割増
マカオ政府統計調査局は8月6日、今年第2四半期(2024年4~6月)及び上半期(同1~6月)の旅客消費調査(ギャンブル消費を除く)結果を公表。 今年上半期の旅客総消費額は前年同時期から16.4%増の377.9億パタカ(日本円換算:約6893億円)。コロナ前2019年の同時期との比較でも15.8%増。内訳は宿泊を伴う旅客が前年同時期から13.1%増の304.5億パタカ(約5554億円)、日帰り旅客が32.4%増の73.3億パタカ(約1337億円)。 旅客1人あたりの平均消費額は前年同時期から18.9%減、2019年同時期から40.5%増の2260パタカ(約4万1220円)。前年同時期からの減少要因として、アフターコロナが始まったばかりで経済活動が正常化し、旅客消費が集中したことでベースが上がったことを挙げた。内訳は宿泊を伴う旅客が前年同時期から12.4%減の3889パタカ(約7万0900円)、日帰り旅客が16.9%減の825パタカ(約1万5000円)。 また、消費カテゴリー別では、旅客消費全体の47.1%をショッピングが占め、以下は宿泊の24.6%、飲食の20.5%と続いた。マカオ渡航目的別の旅客1人あたり平均消費額は、MICEが6.5%増の4992パタカ(約9万1100円)だった一方、ショー・催事観覧とバケーションはそれぞれ10.1%減の5656パタカ(約10万3200円)、17.7%減の2741パタカ(約4万5000円)に。 主な旅客ソース別の1人あたりの平均消費額については、中国本土が2632パタカ(約4万8000円)、香港が1085パタカ(約1万9800円)、台湾が2096パタカ(約3万8200円)で、それぞれ前年同時期から25.5%、8.7%、9.1%減。2019年同時期との比較では、それぞれ44.4%、17.5%、53.0%増に。中華圏以外では、シンガポールが2592パタカ(約4万7300円)、韓国が2592パタカ、タイが2522パタカ(約4万6000円)、日本が1945パタカ(約3万5500円)、マレーシアが1754パタカ(約3万2000円)で、それぞれ2割から倍程度の増加だった。 今年第2四半期の旅客総消費額は前年同時期から0.2%減の174.4億パタカ(約3179億円)、旅客1人あたりの平均消費額は14.8%減の2223パタカ(約4万0500円)で、減少幅は前の四半期から縮小。コロナ前2019年の同時期との比較では旅客総消費が11.0%増、1人あたり平均が40.5%増。マカオ渡航目的別の旅客1人あたり平均消費額は、ショー・催事観覧とMICEがそれぞれ5486パタカ(約10万円)、4832パタカ(約8万8100円)で高位だった。