「タンス預金」が300万円を超えたので「車の買い替え」に使用したいのですが、税務署に指摘されませんか?
タンス預金をしていて、300万円を超えたことをきっかけに、車の買い替えを検討している人がいるかもしれません。しかし、タンス預金を支払いに使用すると、税務署に指摘されるのではないかと不安な人もいるでしょう。 今回はタンス預金を車の買い替え時に使用した場合、税務署に指摘されるかをまとめました。あわせて、タンス預金が問題になるケースや存在が税務署に知られてしまう理由などについてもご紹介します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
タンス預金を車の買い替え時に使用した場合、税務署に指摘される?
結論から言うと、タンス預金を車の買い替え時に一気に使用したとしても、税務署から指摘されることはないと考えられます。もし仮に税務署から聞かれた場合も、どのように使用したのかを答えれば、トラブルにつながることはないでしょう。 そもそもタンス預金をする行為自体は、決して悪いことではありません。お金を保管している先が、銀行口座なのか自宅なのかの違いしかなく、どこに保管しているかは個人の自由といえます。
タンス預金が問題になるケース
タンス預金を車の買い替えに使用する行為自体は問題ありませんが、もともとの目的が相続税や贈与税対策の場合は、話が変わってきます。 例えば贈与税の場合、年間で110万円以上を受け取った場合は税金を支払わなければなりません。このとき、贈与税の支払いを避けるためにタンス預金をしているのであれば、脱税行為に該当してしまいます。 自分が働いて受け取ったお金の一部をタンス預金とするのは、問題のない行為と考えられます。対して、親や親族などから受け取ったお金をタンス預金として隠し、税金の支払いを避ける行為は、法律違反に該当すると認識しておきましょう。
タンス預金の存在が税務署に知られてしまう理由
タンス預金の存在が税務署に知られてしまう理由として、以下の内容が考えられます。 ・税務署が預貯金口座を調査する ・納税者情報をKSKシステムで一元管理している ・法定調書から財産情報を確認している ・税務調査でタンス預金を指摘する 相続税や贈与税は、基本的に申告しなければ発覚しないと考えられているようです。しかし、実際には上記のような理由が関係し、高確率でタンス預金の存在は発覚してしまうでしょう。 タンス預金を隠し通すのは、かなり難しいと考えられます。そのため、余計なトラブルを起こさないためにも必要な申告は必ず実施しましょう。