藤井「急所見抜ける力つけたい」 将棋の王位、二つ目の永世称号
将棋の第65期王位戦7番勝負で勝利し、自身二つ目の永世称号となる永世王位の資格を得た藤井聡太王位(22)=竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖との七冠=が29日、王位戦5連覇から一夜明けて神戸市で記者会見し「局面の急所を見抜いて、考えていける力をもっとつけたい」と話した。 藤井王位は6月、叡王戦5番勝負で敗れ、全八冠から七冠へ後退。その後は棋聖戦を防衛し、最年少で永世称号を手にした。続く王位戦7番勝負では、通算タイトル獲得31期を誇る渡辺明九段(40)を挑戦者に迎え4勝1敗で勝利。今シリーズについて「苦しい将棋が多かったので、その中で結果を出すことができたのはうれしく思う」と語った。