MVNOの総合満足度・NPSは「日本通信SIM」がともにトップに【2024年9月・MMD研調べ】
MMDLaboが運営するMMD研究所は、「2024年9月MVNOのシェア・満足度調査」の結果を発表した。予備調査では18歳~69歳の男女40,000人、本調査ではMVNO利用者1,050人が回答している。 MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは自社回線網をもたず、大手通信事業者(MNO)から通信回線を借りて事業を展開する移動体通信事業者を指す。1,050人の内訳はOCNモバイルONE(n=150)、mineo(n=150)、IIJmio(n=150)、楽天モバイル(MVNO)(n=150)、イオンモバイル(n=150)、J:COM MOBILE(n=150)、日本通信SIM(n=150)。
MVNO=自社回線網をもたないキャリアを対象に、シェアや満足度を調査
まず18歳~69歳の男女40,000人のうち、通信契約しているスマートフォンを所有していたのは36,509人。そのうちMVNO使用者は3,403人で、全体の9.3%。前回調査(2024年2月)の9.6%から0.3ポイント減少した。
メイン利用しているスマートフォンでMVNOを契約している3,403人について、契約サービスを聞くと、「OCNモバイルONE」17.0%と最も多く、以下「mineo」14.5%、「IIJmio」13.6%が続いた。
主要7サービスについてシェアの推移を見ると、前回調査(2024年2月)と比べて増加したのは「J:COM MOBILE」1.8ポイント増が最多で、以下「IIJmio」1.4ポイント増、「mineo」1.2ポイント増だった。一方減少が大きかったのは、新規契約を停止している「楽天モバイル(MVNO)」5.5ポイント減、「OCN モバイル ONE」1.9ポイント減などだった。
あわせて総合満足度を算出すると、「日本通信SIM」926ptが最も高く、「mineo」891pt、「IIJmio」「OCN モバイル ONE」各885ptが上位。