『一目惚れでした!』安田大サーカス団長が語るカングー愛とホワイトレターの魅力
しかも、同時に団長にとって当初はあまり期待していなかったタイヤ交換による副産物があった。それは乗り味の良さだった。
「このタイヤって見た目がゴツゴツで、最初の印象としてはデザイン性重視のファッションアイテム的に考えていたんです。でも装着して乗り始めると一気にイメージが変わりました。乗り心地がすごくソフトで優しくて、音も静かで快適なんです。特に高速道路を走っているとそれが顕著です。見た目の無骨さに反して乗り手に優しいタイヤだって思いました。今ではオプンカン(オープンカントリー)のことを□オプ団□って呼んでかわいがってますよ~」
ホイールにはディーン・ブランドのクロスカントリーをチョイス。ホワイトレタータイヤとのマッチングも絶好で、これも団長のお気に入りとなる。しかもセンターカバーの中央部分をボディ同色にペイントしてオープンカントリーをカングーのボディにマッチさせる工夫も込めている。細部にまで愛車のカラーコーデにこだわる団長らしい他じゃ見られない処理と言えるだろう。
◆これが3台目の“団グー”。他では味わえない魅力とは
そんな団長のカングーへの思い入れについても聞いてみた。現在乗る□団グー□が3台目だという団長、自らが操作するMTが好きで3台すべてにMTを選んできたという。
「カングーってもともとは働くクルマでしょ、僕が好きなファッションである作業着とかワークブーツのイメージとも共通するところが好きなんです。しかもおしゃれさや上品さも併せ持っている点も独特でしょ。それを見いだしたのって日本人じゃ無いですか。そこもなんだか愛すべき点なんですよ」
団長はファッションでもワークシャツなどの作業ウェアを自分流にアレンジして着るのが大好き。取材当日も仏軍のカーゴパンツであるM-47やダナーのワークブーツを履き、ワークシャツをおしゃれに着こなすセンスを持つ人物。そんな団長だからこそカングーの良さを肌感覚で感じていたのだろう。団長がカングーを選んだ感覚はファッションをチョイスするのと似ている、フランスで仕事クルマとして使われているカングーだからこそ、それをベースにカスタムして自分流におしゃれに乗りこなすことに醍醐味を感じるという。