ユナイテッドアローズ松崎善則社長「若者に選ばれる企業に、新販売員評価制度も導入」
―テイストを広げると、他の自社ブランドとのカニバリへの懸念もありそうですが。 社内のカニバリは、出店エリアも違いますし、価格帯も大きく違うので、その点では心配ないかなと思っています。 ―社長就任から丸3年。これまでをどのように振り返っていますか? どうでしょうね。 時間が経つのは早いですよね、本当に。コロナ禍の大赤字を乗り切ることができてよかったなとは思います。当社社員も「お客様のために頑張ろう」とみんなが思ってくれた。ロイヤリティの高さと言いますか、“会社への愛”を改めて実感できた期間になりました。こういった経験が次の想定しない事態が起こった時に役立つでしょうし、経験値として糧になったと思いますね。 ―2024年はどんなお気持ちで指揮を執っていかれたいですか? これまでは土台作りに時間を要して、次の手に向けた準備を進めてきた3年間なので、いよいよ今年からその準備を具体化していく時期に入ってきたというところです。スクラップは済んでいるので、これからは拡大フェーズに向けて気を引き締めていきたいですね。 (聞き手:伊藤真帆、福崎明子)