「ぼんぼり」で推し活? 桜の名所に「アイドル名」ずらり 応援広告“市場規模は377億円”試算も
日テレNEWS NNN
都内有数の桜の名所で、ある現象が起きていました。「ぼんぼり」になぜか男性アイドルの名前がずらり。実は、知られざる“推し活”の舞台になっていました。 ◇ 東京を代表する“サクラスポット”目黒川。見頃を過ぎ、葉桜が目立ち始めていますが、11日も写真を撮る人たちの姿がありました。狙いを定めた先には… 「『なにわ男子』見つけたって思いました」
中国から KinKi Kidsファン 「『堂本剛さん』のぼんぼりを探してます」 お目当ては、桜ではなくこの“ぼんぼり”でした。“ぼんぼり”には、アイドルやアーティストの名前、そしてメッセージがあちらこちらに。実はこれ、アイドルのファンらが出した「応援広告」だというのです。 ぼんぼりを見に来た人 「応援広告で、アイドルのみんなに頑張ってみたいな」
「応援広告」とは“推し活”の一環で、もとは韓国のアイドルファンが始めた文化。“推し”の誕生日や、デビュー記念日をお祝いするために、ファン自らお金を払い掲載する広告のことです。 目黒川では約3000個あるぼんぼりのうち、一般枠として500個分を1つ3500円で募集しました。アイドルの「応援広告」と思われる数は、約100メートル間で64個中20個! 全体では200個ほどが応援広告だといいます。 これを目当てに、桜が散りかけたいまも人が殺到。出会ったのは、アイドルグループ、Number_iの平野紫耀さんの大ファンという女性です。 平野紫耀さんのファン(40代) 「こっちにあると思うので見に行く」
目指していたのは、平野紫耀さんのぼんぼりが30個連続で並ぶファンにはたまらないスポットです。その在りかを探し出せるのか!? しかし… 平野紫耀さんのファン(40代) 「向こうかな?どっちだろう?」 歩けども… 平野紫耀さんのファン(40代) 「どこでしょう? こっちにもぼんぼりあるな」 歩けども見つからず。 平野紫耀さんのファン(40代) 「この辺からさっき見始めて、あれ~、ここ通りました」 1時間以上かけ、目黒川周辺を右往左往。実は、女性が来る直前に撤去されていたのです。