寒さ本格化 リンゴ病やマイコプラズマ肺炎などの感染症に注意を
チバテレ(千葉テレビ放送)
12月9日のあさは千葉県内のほぼ全域で今季一番の冷え込みとなりました。 寒さが厳しくなると心配なのが感染症ですが、県内では、リンゴ病が流行し、マイコプラズマ肺炎の患者数も例年を上回る水準となっています。 県は12月4日伝染性紅斑、いわゆる“リンゴ病”が1999年以降で初めて 警報基準を超えたと発表しました。 柏市にあるクリニックの医師も11月ごろからリンゴ病患者の受診が増えていると話しています。 柏みんなクリニック 石川携 医師 「リンゴ病伝染性紅斑はかなり増えている印象。11月あたりから爆発的に増えてきている。12月も変わらず高止まりしている」「2023年、2022年と比べるとこの時期だったら1日1人のリンゴ病患者だが、2024年は毎日4、5人」 リンゴ病自体は、風邪のような症状で重症化せずに済むケースが多いということですが、妊婦が感染した場合、胎児に影響が出る可能性もあり、注意が必要です。 柏みんなクリニック 石川携 医師 「リンゴのように頬が赤く発疹が出るわかりやすい感染症」「リンゴ病は軽症のことが多い一方、注意が必要なのは妊婦や免疫が下がっている人、妊婦は赤ちゃんに影響、重度の貧血やむくみにつながることある」「免疫が下がっている人は強い感染症になりやすい」 また、流行の兆しを見せているマイコプラズマ肺炎は、軽症に見えてレントゲンをとると重症化していることが判明することも多く、人と接する機会が増える年末に向け、感染症への対策を呼びかけています。 柏みんなクリニック 石川携 医師 「マイコプラズマ感染症は、咳がしつこい感染症。歩く肺炎といわれる」「普通、肺炎になるとぐったりして呼吸が苦しくなったりするが、歩けるなど(マイコプラズマ肺炎は)一見大丈夫そうに見えるが進行すると怖い感染症」「年末はクリスマスや正月などイベントが多いので交流機会増える。手洗いうがい、家にいれば換気も有効。症状が出てきたら早めに受診したほうが良い」
チバテレ(千葉テレビ放送)