グラドル・杉原杏璃(42)、億単位の資産額も消えない不安「東京に住んでいると何億あっても足りないような気がする」
リーマンショックで大打撃…投資方針を変更「興味がある企業を大前提に」
25歳ごろから、グラビアアイドルとして人気になり、写真集発売や雑誌の表紙を飾ることも増え、芸能活動が軌道に乗った杉原。しかし、投資の方は苦しい局面を迎えた。 杉原:私が初めて3年後にリーマンショックが来て、そこで痛い目見て。資産が少ないながらも半分ぐらいに減ってしまったところから、何も考えずにやっぱりやっていたらお金ってなくなってしまうんだなと気づきました。 2008年、アメリカにある大手投資銀行の経営破綻による金融危機、いわゆる「リーマンショック」のあおりを受け資産が半分に。その時の経験から学んだことは… 杉原:自分の身近にある詳しい企業さんというのは、新商品が出たとか、これがめちゃめちゃ売れているとか、調べやすいところなので、自分の強みを生かしたジャンルを買えば、長期で持ってても株を応援する気持ちでずっと長く持てる。よく分からない自分とかけ離れたような、私でいうと機械系とかが全然分からないので、そういうところを買っても、なんで業績が上がっているのかというところは分からないし、調べる気にならない。なので、やっぱり好きな企業、興味がある企業を大前提に持っておく方が買いやすいのかなと思います。
「30歳か31歳ぐらいの年齢で“億”行きました」現在のポートフォリオを紹介
自分の興味のあるジャンルを買うことを株式投資のマイルールに。ゲーム好きだった杉原は当時、過渡期を迎えたスマートフォン向けゲームアプリ市場に目をつけた。 杉原:時間はかかりましたけど、(投資を)始めて5年くらいで1000万円いきました。そこが1つの私の中でのゴールでした。私、基本的に貯めたお金はあまり外に出金しないので、複利でずっと貯めたお金もプラスして運用できるので、1000万円貯まるとそこからのスピードが早まって、7~8年で億に行きました。30歳か31歳ぐらいの年齢でした。ようやくこれでちょっと不安じゃないなって思えました。私が不安定なお仕事をしているので。固定給でもないし、もう1つ支えてもらえる柱があったら良いなって投資を始めたので、この別の柱がしっかり立ってきたなと、30歳になってようやく、ちょっと安心したかなっていう区切りです。 ーー情報を集める時に一番重要視していることは? 杉原:「株探」っていうサイトとかあとは「四季報」だったりですかね。「株探」一番使いますね。あと「みんかぶ」も見ますし、「Yahoo!ファイナンス」も見ますし、Xも見ます。一通り無料のサイトとか、有料でももちろん取ってはいるんですけど、日経新聞とか、午後10時くらいから深夜1時近くまで見るので。あとは朝の7時30分くらいから市場が始まる9時くらいまで見るので、結構見ています。1日4~5時間くらい使っているんじゃないですかね。もちろんゲームとかしながらやっていますけど、リビングで寝ながらに近いぐらいの体勢で。楽屋とかでも売買してます。 杉原の株式資産構成、いわゆるポートフォリオはこちら。高配当や優待銘柄を狙った株が20%、投資信託20%、中長期の株30%、短期で売り買いする銘柄が20%、そして、外国株が10%だ。 杉原:こだわりは年齢とともに短期の銘柄をちょっとずつ少なくしていって、ほったらかしにできるような大きな会社さん銘柄にシフトするように、楽に運用したいという気持ちでシフトしていっています。株と投資信託と暗号資産とFXと不動産投資、この5つを今やっています。 新NISAはもちろんMAXで成長投資枠と積立投資枠どちらも使っています。非課税枠なので、通常20.315%の税金を利益に対してお支払いしなきゃいけないのが株式投資なんですけど、そこが0円でいいって、スーパーでお買い物にしても税金って消費税払うところが利益が出てもお金取られないって、私の中では最高なシステムだなと思っているのでフルに使っています。だけど年を重ねるごとに不動産に比重は置きたいなと思っています。(市場を追いかける)株はちょっとしんどいので、老後は家賃収入みたいな方にシフトできればいいなと思って いずれは一棟を買いたいなという夢です。今、京都を探しています。大前提は私が、とにかく戦国時代が大好きなので、最悪空室になったら自分がプライベートで使えばいい土地じゃないと怖いかなって思い、好きなエリアにしています。 20年近く投資を続けてきたことで、タレントとしての活動の幅が広がり、いまでは投資に関する講演会やメディア出演のオファーも増えたという。