なぜ呼ばれない? 日本代表に招集したかった選手(3)伊藤、冨安不在なら…。長友佑都よりプレー強度は上!?
FIFAワールドカップ26・アジア最終予選に臨む日本代表メンバーが先月発表された。久保建英、三笘薫らが順当に名を連ねた一方で、クラブで活躍しながらも呼ばれなかった選手もいる。今回は、確かな実力を持ちながらも日本代表に呼ばれなかった選手を紹介する。※成績は8日時点の『transfermarkt』を参照。
DF:大畑歩夢(おおはた・あゆむ) 生年月日:2001年4月27日 所属クラブ:浦和レッズ 2024リーグ戦成績:18試合0得点2アシスト ワールドカップ・アジア最終予選に臨む日本代表の戦力バランスを考慮すれば、パリ世代屈指の左SBである大畑歩夢が初招集されていてもおかしくはなかった。 9月シリーズに臨む日本代表守備陣は、多数の負傷者を抱えている。伊藤洋輝は今年7月に中足骨を骨折して長期離脱中。冨安健洋も膝の負傷によって今夏のプレシーズンを棒に振り、招集リストから漏れた。いずれも主戦場はCBだが、4バックの左SBをこなすこともできる人材である。 純正の左SBとして浦和レッズで活躍している大畑にとっては、伊藤と冨安の不在を埋める存在として代表入りを果たすチャンスだった。2024シーズン、浦和ではリーグ戦18試合で2アシストをマーク。サイドでの激しい上下動の繰り返しを可能にする無尽蔵のスタミナが売りで、1列前の味方と連係しながらサイドを崩すこともできる好逸材だ。 9月シリーズのアジア最終予選招集リストには37歳の左SB長友佑都が名を連ねたものの、コンディションやプレー強度の面では大畑に分がある。長友はムードメーカーとして、チームの精神面にプラスを与えられる存在だが、日本代表の未来を考えれば、大畑を育てる意味もあるはずだ。
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