甘利大臣辞任会見会見(全文5・質疑応答2)
デモクラTV:今回だけが特別ですか。 甘利:そうじゃなくて、まあ特別です。最初、熱心な支援者で、千葉に会員になってくれる人みんなやりますからということを、どんどん増やしますからということをおっしゃっていたんですよ、来られたときに。これからどんどん応援していきますからと。そういうお話だったです。 デモクラTV:政治家は適切に処理しろというのが、政治資金報告書に基づいてやれということだからと。 甘利:そうです。 デモクラTV:今、おっしゃいましたけど、そうやって適切に処理しなさいという、物もらって適切に処理しなさいっていうことはよくあるんですか。 甘利:それは政治献金でと、基本的に企業献金をする、企業献金をしてくださる方は企業の後援会ですか、個人とか、甘山会っていうのは個人とか企業の献金を毎月会費として払っていただいたり、パーティー券を買っていただいたりする会ですから、普通の票を集めてなんとかするって会じゃなくて、経済的に応援するっていう人が集まる会ですから、それは。 デモクラTV:そういう人はよくお金くれるんですか。 甘利:それは会費をくださったり、それはもう会社の経営状態にもよるでしょうけども、そういう応援する人の会ですから。 デモクラTV:返しなさいという選択、なかったんですか。適切に処理しなさいもいいですよ。だけど、その前に、最初のときに50万入ってたわけでしょう。だったら次に持ってきて金がありますよったら、そんなの返しなさいっていうことは考えなかったんですか。 甘利:いや、それはだって会社に余裕がある方が持ってこられるんでしょうけども、そのときに、持ってこられるたんびに何期連続赤字だとかなんかは、いちいち調べないですよ。 デモクラTV:だけど、最初50万で、次だっていくらって報告あったんでしょう、お金が入ってました、いくらって言うわけでしょう。 甘利:いやいや、そこの金額の報告は私にはないです。 デモクラTV:じゃあ、金額も言わないでお金でした、じゃあ、適切に処理しなさいという言い方だったんですか。 甘利:政治家はお金が来たら自分で出してこんなことやったりとか、そういうことやりません。基本的に受けるのも秘書が受けておいてくれるとか、そうやってわれわれは極力触りたくないんですよ。 デモクラTV:ですから、秘書が50万円ありましたって言ったら返しなさいという選択がなかったんですか。 甘利:それ返しなさいって、どういう基準で返すんですか。 デモクラTV:違う、それはあなたが決めることですよ。だから、あなたの中に返すという基準はなかったのかということを聞いてるんです。 甘利:それはおかしな会社と分かっていれば返しなさいと言いますよ。 デモクラTV:でも、おかしな会社じゃないと思ったんですか。だって、さっき3期連続赤字の会社で、これはとてもじゃない。 甘利:いや、それはあとで調べて分かったんです。 デモクラTV:そのときには全然知らなかったわけ? 甘利:そうです。この事件が起きて、それで初めて分かったわけです。 デモクラTV:それはちょっと不用心じゃありませんか。 甘利:いや、じゃあ、聞いてください、各後援会の人に。 デモクラTV:分かりました。 甘利:何期連続赤字か、ずっと事業報告みたいなことをやられるのか、どうぞ聞いてください、いろんな人に。