【RISE】鈴木真彦が約9カ月ぶり再起戦「もうすく28歳になるので、ここから全力で全集中して全速力で行きたい」
2024年12月21日(土)千葉・幕張メッセ イベントホール『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2024 FINAL』の対戦カード発表記者会見が、10月30日(水)都内にて行われた。 【写真】今年3月、K-1との対抗戦で金子にリベンジを許して以来の再起戦となる バンタム級(-55kg)3分3R延長1Rで、RISEバンタム級1位・鈴木真彦(TEAM寿)がジェイミー・ゲイマン(フィリピン/WCCS Philippines)と対戦する。 鈴木は軽量級離れしたパンチ力と卓越したテクニックで、2018年11月にトーナメントを制してRISEバンタム級のベルトを獲得。5年間無敗、20連勝という驚異の記録を打ち立てた。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではK-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大に判定勝ち。那須川天心に2度、志朗に2度敗れた以外は連勝も、2023年3月にK-1のリングで玖村将史にダウンを奪われて敗れた。8月にイマッド・サヒをKOして再起したのもつかの間、12月に大﨑孔稀に敗れ王座を失い、2024年3月に金子にリベンジを許した。戦績は35勝(20KO)9敗。 ゲイマンは初来日で戦績は23勝5敗。2024年World Muay Thai Championship 57kg級アジア王者の肩書を持つ。 鈴木は「久しぶりの試合で幕張メッセ大会に出られることで、今は王者でもない自分は何もない自分ですが、この大会に出る意味は分かっているし、12月はトーナメントがメインですが僕の試合はただの一戦ではないことを理解してもらえる試合をします」と意気込み。 対戦するゲイマンについて「相手の印象は正直全然分からなくて。情報が少ないけれど、やることをやって他の全カードよりも面白い試合をしたいと思っているので、ライバルはトーナメントですかね」と、対戦相手よりも今大会で行われる-65kg世界最強決定トーナメントを意識しているという。 9カ月と長いブランクが空いたのは「理由はないですけれど、より心技体が整っています。前より強くなっている姿を絶対に見せるので期待してもらっていいと思います」と、以前よりも心技体が整ったとした。 「試合を見てもらったら分かると思うし、覚悟をみんなに見せたいと思っています。今の格闘技ってよくないニュースもあったりするので、格闘家は戦って試合で見せたいと思っています」 今まで以上に覚悟が決まったということか、と聞かれると「自分は勝ったり負けたりでもうすく28歳になるので、ここから全力で全集中して全速力で行きたい」と、全てを懸けて臨みたいとする。 「TEAM寿」という新チーム名は「息子の名前です。息子がかわいくて、それだけです(笑)」と親バカぶりを発揮。練習は「道化倶楽部で山口兄弟と練習しています」とのことだ。 山口兄弟はリング内外で刺激を受ける存在なのかとの質問には「山口兄弟はずっと昔から背中を見続けているし、彼らから魂を見せてもらっているので、それを見てカッコいいと思ったし、それを今後は僕の背中を戦いで見せていきたいですね」と答える。 息子にもその背中を見せたいのか、その問いには「勝ってるところを見せたいですね。そろそろ理解していると思うので。もうちょっとで2歳で物心ついていると思うし、勝ってる姿を見せたいですね」とした。 そして再出発の目標は「まずはベルトを再び腰に巻くことが目標。その先もありますが、発言権はそのベルトを獲ってからなので。すぐに取り返しに行きます」と、大﨑孔稀に奪われたRISEバンタム級王座を奪還することを目標に掲げた。 ゲイマンからは「日本で試合をするのが夢でした。相手は元王者なので楽しみ。自分の全てを出し切ります」とのコメントが寄せられている。 また、今回RISEでは初めてフィリピンの選手が参戦することについて伊藤隆RISE代表は「世界からいろいろ取い合わせが来ていて、ちょうどいい選手がいたからです。他の国からもあるし、問い合わせがあった海外選手の一人という感じですね。でもフィリピンにもいい選手がたくさんいると思うので、参戦してもらいたいと思います」と、今後フィリピンからも強い選手を発掘していきたいと語った。
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