NGT48暴行事件 第三者委報告を説明(全文1)メンバーの関与はなかった
新潟市を拠点とするアイドルグループ、NGT48の山口真帆さんへの暴行事件で、NGT48を運営するAKSは22日午後、会見を開き、第三者委員会の調査報告書について説明した。 【動画】NGT48山口真帆さん暴行事件 第三者委の調査報告書を説明 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【動画】NGT48山口真帆さん暴行事件 第三者委の調査報告書を説明」に対応しております。 ◇ ◇
登壇者の紹介
司会:それでは時刻になりました。皆さまおはようございます。本日はお忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございます。会見の前にスケジュールと注意事項のほうを申し上げたいと思います。本日のスケジュールは約2時間程度を予定しており、最初に報告書の内容について説明をいたします。その後、質疑応答となります。会場の時間もございますが、お時間の許す限り皆さまからのご質問に対し、回答させていただきたいというふうに思っております。 続きまして注意事項でございます。本日は一般のお客さまもこちらの会場をご利用されており、小さなお子さまもいらっしゃっていまして、走ったりということがあると思います。ですので、機材等をお持ちの方は十分にその辺りご注意いただきましてお取り扱い、ご協力をお願いしたいと思います。 それでは登壇者を入場させていただきます。登壇者をご紹介いたします。取締役、松村でございます。 松村:松村です。 司会:NGT48劇場支配人、早川でございます。同じくNGT48劇場副支配人、岡田でございます。まず初めに松村より皆さまにごあいさつをさせていただきます。
調査報告書の概要
松村:本日はお忙しい中、皆さまお集まりいただきまして本当にありがとうございます。まず冒頭にNGT48をご支援していただいているファンの皆さま、新潟県民の皆さま、クライアントの皆さま、地元新潟はじめ、メディアの皆さま方に多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしたことを心よりおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。 山口真帆はじめ、NGT48のメンバーおよびそのご父兄、関係者の皆々様方に私どもAKSの管理体制、セキュリティーが不十分であったために山口を事故に遭わせ、そしてメンバーおよびご父兄の皆さまに心に大変深い傷を与えてしまったこと、本当に申し訳なく反省をしております。大変申し訳ございませんでした。それでは座らせていただいて記者会見をさせていただきます。失礼させていただきます。 まず昨日、すでにリリースをさせていただきましたとおり、3月の18日に私どものほうからご依頼をさせていただいた、第三者委員会より調査報告書が上がってまいりました。あらためて本日は皆さまに昨日リリースをさせていただきましたけれども、それを踏まえて直接お話をさせていただきたく、このような場、時間を設けさせていただきました。 それで報告書の概要としましては、事実関係の特定としまして山口真帆に対し、顔面をつかむ暴行が行われたという事実が認められましたが、本件事件そのものへのメンバーの関与はなかったとの判断がなされました。ただし報告書においてNGT48内の風紀が乱れ、また、私どもAKSの安全管理に対する運用の不十分さ、社員、メンバーに対する教育の不十分さといった大変厳しいご指摘を受けました。当社としましては第三者委員会にご指摘を受けた部分を早急に改善してまいりたいと思っております。 まず第一にメンバーの安全を最優先に運営を行うことに努め、今後二度とこのような事件が起こらないよう、今回の被疑者に対しては法的な措置を検討いたしております。また、第三者委員会の報告によりますとメンバーへの書面でのアンケート、および面談を行う中で、今回の事件とは直接関係はないものの、メンバーの私的領域でのファンとのつながりが上げられております。その点についても確たる証拠はないのですが、そのように見受けられる部分があったと報告を第三者委員会より受けております。 私的領域でのファンでのつながりは会社としては特定のファンを優遇する行為として不適切だと考えております。その理由は特定のファンを優遇するようなつながりはルールを守って真面目に応援してくれているファンへの裏切りの行為であり、ファンに支えられているアイドルとして自覚と責任に欠ける行為で、メンバー本人も傷つく恐れもあり、NGT全体の風紀が乱れてしまうからです。 しかし、ファンとの私的領域でのつながりがあるからといってメンバーを即刻処分するというわけではございません。実際、第三者委員会の報告によりますと私的なファンとのつながりということは道端であいさつを交わすということもその範疇に含まれており、ファンサービスと私的領域でのファンとのつながりの線引きが非常に難しい状況だと認識しております。 このような指摘を踏まえ、今後はそれが著しくNGT48の風紀を乱し、グループに対して迷惑を掛ける行為、見過ごすことができない場合は、総合的にわれわれどもが判断して契約を解除するということもあり得ますが、まずは取りも直さずメンバーと向き合い、今までおろそかになっていたメンバーとのコミュニケーションを取り、相談、説得、指導を行ってまいります。