米司法省、反トラスト法違反でライブ・ネーション提訴へ-関係者
(ブルームバーグ): 米司法省と、複数の州で構成するグループは、チケットマスターによるコンサートチケット販売の独占的支配に関連する反トラスト法(独占禁止法)違反でライブ・ネーション・エンターテインメントを提訴する方針であることが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。
関係者が匿名で語ったところによれば、訴訟は23日にニューヨーク南部地区の裁判所に提起される見込み。原告側はライブ・ネーション分割を含む是正措置を求める方針という。
司法省の訴訟計画に関するブルームバーグの報道を受け、ライブ・ネーションの株価は22日、通常取引後の時間外取引で一時10%下落した。
司法省はコメントを控えた。ライブ・ネーションにコメントを求めたが、今のところ回答はない。
競争を経済政策の重要課題と位置付けるバイデン政権は、アルファベット傘下グーグルやアマゾン・ドット・コムなどを反トラスト法違反で提訴している。
コンサートプロモーター米最大手のライブ・ネーションは2010年にチケット販売大手のチケットマスターと合併した。
原題:Justice Department to Seek Breakup of Live Nation-Ticketmaster(抜粋)
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Leah Nylen, Kartikay Mehrotra, Chris Strohm