キャメロン・ペインが警察への虚偽報告で逮捕される…留置所で拘束後に釈放
フィラデルフィア・セブンティシクサーズのキャメロン・ペインがアリゾナ州スコッツデールで逮捕された。 このニュースを報道した『TMZ Sports』によると、地元警察は現地時間6月14日午前2時頃に発生した騒動のために出動し、2人の人物と接触。事件の詳細は不明だが、その1人がペインだったようだ。そして、彼は取り調べに対して実名を偽り、法的機関に対して虚偽の報告をしたことから逮捕および起訴されたという。ペインはスコッツデールの留置所へと連行され、しばらく拘束されたあとに釈放された。 スコッツデールはアメリカでも有数の避寒地で、レジャーとラグジュアリーが共存する観光都市だ。また、フェニックス・サンズの本拠地に隣接したエリアであることから、ペインはオフを利用して心の故郷で羽を伸ばそうと、この地を訪れていたのかもしれない。 ペインはカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)やデビン・ブッカー(サンズ)、ノーマン・パウエル(ロサンゼルス・クリッパーズ)などと同じ2015年のドラフト組であり、オクラホマシティ・サンダーから全体14位指名を受けてNBAキャリアをスタート。その後は中国やGリーグでもプレーした苦労人だったが、2020年にサンズに加入すると、シックスマンとしてロスターを支え、2020-21シーズンには44.0パーセントの3ポイント成功率を記録した。 2023-24シーズンはシーズン途中にシクサーズへ加入。レギュラーシーズンの14試合で2ケタ得点をマークし、そのうちの半数が15得点オーバーだった。「NBAプレーオフ2024」はニューヨーク・ニックスとの1回戦で敗退したものの、ペイン自身は2分34秒のプレータイムだった初戦を除くと、4試合で1試合平均45.4パーセントの確率で3ポイントを成功させた。 そんなペインは今シーズンをもって既存の契約が満了し、今夏は制限なしのフリーエージェント。攻守でバランスの取れたオールラウンダーであり、ベンチの層に不安のある球団にとっては格好の補強となるだろう。 そんな最中での不祥事は、お世辞にも褒められたものではない。円滑に所属先を見つけるためにも、代理人契約を結ぶグルション・スポーツ・マネージメントは平穏なプライベートを望んでいることだろう。 文=Meiji
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