佐々木朗希（右）に変化球の握り方を教えるダルビッシュ有（２０２３年撮影）

　パドレスのダルビッシュ有投手（３８）が１３日（日本時間１４日）、球団イベントに出席。ポスティングシステムでメジャー移籍を目指すロッテ・佐々木朗希投手（２３）獲得に向け、協力を惜しまない意向を示したと米情報サイト「ジ・アスレチック」が報じた。 　ダルビッシュは「彼（朗希）がサンディエゴにくるなら、それは良いことだと思う。個人的にも、もしそれが実現したらとてもすばらしい。でも、どうなるか見てみたい」と通訳を通じて話した。朗希の争奪戦について、公式にダルが話したのは、これが初めて。「もし機会があったり、ミーティングに参加するように頼まれたりしたら、オフシーズン中はずっとサンディエゴにいるので、喜んで参加する」と出馬宣言も飛び出した。 　パドレスは最有力球団の一つとされており、シルト監督はウィンターミーティングで「佐々木とは非常にいい関係にあると感じている」と話していた。 　ダルビッシュはこの日、球団主催の地元児童との買い物イベントに出席した。小学校１年生と２年生が対象で、２００ドル（約３万円）までの買い物を一緒に行った。「こうやって子供たちとふれあえる。人間としても父親としても大きな機会。うれしいです」と話した。朗希獲得という大きなクリスマスプレゼントを、ダルビッシュが自ら動いて手にすることができるか。