門脇誠、来季は“ストロング”なスイング!「真っすぐが前に飛ばないケースが多すぎた」打撃向上で「直球仕留める」
巨人の門脇誠内野手(23)が3日、“ストロング”なスイングを来季へのテーマに掲げた。打率2割4分3厘に終わった今季の打撃に「真っすぐが前に飛ばないケースが多すぎた」と激白。橋上作戦戦略コーチの「門脇選手の打撃向上はチームにとって大きい」という期待に結果で応える覚悟を示した。 来季へ向けた課題を激白した。門脇は明確なテーマを持って打撃改良に取り組むと明かした。2年目の今季は、序盤に打撃不振に陥り、129試合出場で打率2割4分3厘、0本塁打。「単純に真っすぐが前(フェアゾーン)に飛ばないケースが多すぎた。まずは直球を仕留められるようにならないといけない。パワー不足は明らかに出ている」と課題を見つめた。 相手投手の目線から分析し、直球対策が不可欠だと判断した。「追い込むために『真っすぐを放っておけばファウルを取れるやろ』と自分が打っていても思う」。G球場での全体練習後には二岡ヘッド兼打撃チーフコーチと特打を行って打球速度を計測し、足がつりそうになるほど下半身を追い込みながら強いスイングを繰り返した。 新コーチの期待にも応えたい。2日には、14年以来の復帰となった橋上作戦戦略コーチと打席での狙いなどを意見交換。同コーチは二遊間と捕手の打力にチーム力の差が出ると分析し、「門脇選手の打撃向上はチームにとって大きい」と説明した。来季を勝負の年に設定する門脇は「単純にレギュラーも取れていない。レギュラー争いに負けないようにという気持ちが強い」。攻守にレベルアップし、結果で応える覚悟を示した。 直球を逃さない打撃ができあがれば、橋上コーチが提案する「狙い球を絞る重要性」をさらに生かし、成績アップも見込める。原前監督から「ストロング門脇」と命名された鉄人は、強いスイングを身につけて、来季こそ不動の地位を築き上げる。(小島 和之)
報知新聞社