成田空港を国際物流拠点へ 政府、外国人材活用を検討
政府は26日、国家戦略特区諮問会議を開き、千葉県の成田空港を中核とした国際航空物流拠点の整備に向けて議論した。人手不足の解消へ、現状は空港内のみで認められている外国人による貨物取り扱い業務を、周辺の物流施設でも可能とすることなどを検討する。 岸田文雄首相は「日本全体の競争力強化の観点から、国家プロジェクトとして取り組みを加速する」と述べ、特区制度を活用した支援策を関係省庁に指示した。 国土交通省によると、成田空港は滑走路の新設や増設を予定しており、現在約200万トンの取り扱い貨物量が2028年度末までに約300万トンまで増えることが見込まれる。