PSPを据え置き型ゲーム機に魔改造するキット
PlayStationファンコミュニティ史上、もっともユニークなハッキングが登場したかもしれません。ハードウェアハッカーのRetro Mod Worksが作り出したのは、PSPを据え置き型ゲーム機にトランスフォームする魔改造キットです。
PS Placeable
PS Placeableは3Dプリント製のシェル。これとお手持ちのPSPを組み合わせると、テレビの大画面でPSPがプレイできるというもの。ポイントは、プレイするのにPS4・PS5のコントローラを使用できること。さらに、当時使用していたPSPの物理ディスク(UMD)を挿入してプレイできること。お手持ちのPSPを分解することなく使えるのもうれしいポイントです。 開発したのはRetro Mod Works、レトロゲー実況者のDanさんと、コーディングを担当したStephen Cooperさんのコラボプロジェクトです。いわく、ソフトエミュレーターを介することなく、当時自分が購入し今も所有しているPSPのゲームをプレイしたかったのだそう。エモい。見た目のデザインもどことなくPlayStation 2ぽくてノスタルジックです。 PS Placeableの3Dプリンター用のデータとBluetooth接続用のコードは、Githubにて公開されています。自作しない人向けには、PS Placeableキットを300ドル(約4万7000円)で販売。が、リリースから24時間で100件を超える注文があったとのことで、現在は受付一時停止中。想像以上の人気だったようですね。 PS Placeableが対応しているのは、PSPのモデルPSP-2000とPSP-3000。初代は非対応なので要注意。 Retro Mod Worksは、PSP活用のためPS Placeableをパーツごとにも展開。UMDディスクドライブをPCBと入れ替えてエミュレーターを介して遊べるパーツや、コントローラ接続のためのBluetoothボード、電子パーツを含まないシェルだけの購入も可能。 日本国内では2014年に販売(出荷)が終了したPSP。魔改造ハードが注目されるのは、PSPファンが多い証拠です。
据え置き型・モバイル型、どちらもいけるゲーム機が欲しい
今一番多くの人が楽しみにしているゲーム機といえば、新型Nintendo Switch。来年のリリースが期待されています。1台で、お家でもお外でも楽しめる年齢を超えて愛されるゲーム機です。 モバイル型PCゲーム機として市場を牽引するValveは、Steam Deckの据え置き型を開発しているという噂があります。逆に、Sonyは再びモバイル型のプレステを開発しているという話もあり、これがPS5のポータブルアクセサリという立ち位置になるという説も。 これもそれも、新型Switchを意識した流れなのかもしれませんね。
そうこ